ビッグニュース! 2014年1月 ‘ラファエロ前派展’
美術館めぐりをするときはお目当ての展覧会を楽しむだけでなく、1年くらい先までに開催が決まっている展覧会の情報収集にも余念がない。で、美術館になにかしら置いてある展覧会のチラシは注意深くみることにしている。
そのなかに大変うれしいものを見つけた。2014年1月、‘ラファエロ前派展’が開催される。場所は六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー、どこのコレクションかというとチラシの作品をみればぴーんとこられるようにロンドンのテートブリテン。
チラシの表がロセッティの‘プロセルピナ’で、裏にはミレイの‘オフェーリア’、なんともスゴイ作品がやって来る!
今のところ情報はこれだけ、具体的な会期やこの2点以外のものは書かれてないが、これはロンドン、ワシントンなどでも行われる国際巡回展。となると、展示される作品は大いに期待できそう。
森美が2月から‘ウォーホル展’(2/1~5/6)を開催し、下の階のアーツセンターでは‘ラファエロ前派展’。六本木ヒルズはこの2つの展覧会により強い磁力を放つアートスポットとなり、半年くらい大勢の美術ファンを吸いこみそうな予感がする。どうも大変なことになりそう。
テートブリテンが所蔵する作品といえば、今年は秋に東京都美で‘ターナー展’(10/8~12/18)がある。また、三菱一号館美でも来年1月末から‘ザ・ビューティフルー英国の耽美主義1860~1900展’(1/30~5/6))が行われるので、東京はしばらくの間イギリス絵画の話題が続く。
‘ラファエロ前派展’で期待を寄せているのは未見のロセッティ作品。08年テートヘ行ったとき手に入れたロセッテイの画集に載っているものでチェックすると、まだ5点残っている。はたして何点姿を現してくれるだろうか、開幕までミューズへの祈りを欠かさないことにした。
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