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2013.05.25

もっとみたいクリムトの風景画!

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Img_2     ‘アッター湖畔のカンマー城Ⅰ’(1908年 プラハ 国立近代美)

Img_0001_2     ‘アッター湖畔のカンマー城Ⅲ’(1910年 ウィーン ベルヴェデーレ宮)

Img_0003_2  ‘アッター湖畔ウンターアッヘの家並み’(1916年 ウィーン ベルヴェデーレ宮)

若いころスイスのジュネーブに住んでいたとき、オーストリアのザルツブルクへクルマで行った。クリムト(1862~1918)が毎夏恋人のエミーリエ・フレーゲと一緒に避暑のため出かけたアッターゼー(ゼーは湖の意味)はザルツブルクからそう遠くないところにある。

このアッター湖畔で描いた風景画が全部で何点あるのかわからないが、手元の画集などには13点載っている。このうちお目にかかったのは以前ベルヴェデーレ宮にあり今は個人が所有している‘アッター湖畔ウンターアッヘの家並み’や宇都宮美でみた‘アッター湖のほとり’など5点ほど。残った8点の多くは個人蔵だから、今後本物に出会う可能性はきわめて少ない。

アッター湖はオーストリア国内では最大の面積を誇る南北約20㎞の細長い湖。クリムトが湖に浮かべたボートから望遠鏡も使って描いたカンマー城は湖の北にあるオーストリア王室の夏の離宮。‘カンマー城Ⅰ’を所蔵するプラハの国立近代美は10年前訪問したことがある。

この美術館ではとても残念なことがあった。クプカの美しい抽象絵画やミュシャの装飾性にあふれる人物画と出会ったのに、どういうわけかクリムトの‘乙女たち(処女)’と‘カンマー城Ⅰ’が姿をみせてくれなかった。なにしろはじめての美術館だから館内のレイアウトがよくつかめない。ぐるっとまわったつもりでも一部の展示室は見落としていたのかもしれない。監視員に英語が通じなくてとうとうクリムト作品に会えなかった。一体どこにあったのだろうか?

二度目のプラハはないから、この2点は夢のままで終わりそう。どこかの美術館で‘プラハ近代美展’があるかなと思ったりもするが、これは200%妄想。それに仮に実現しても(しないが)クリムトよりミュシャのいい絵をもってくるのだろう。かえすがえすもクリムトを見逃したことが悔やまれる。

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コメント

今日は。
過去記事へのコメントで失礼します。

「アッターゼーが、あったぜえ」
これは私が昔アッター湖へ出かけ、やっと辿り着いた時に思わずつぶやいた陳腐なシャレです(笑:自嘲的)。
クリムトとマーラーが両方お好きなら、ここはいわば不可欠な「巡礼の地」の一つですよね。私もここでかってマーラーの別荘だったホテルに泊まり、窓辺から夕暮れ迫る美しい湖を眺めながらシンフォニーの3番(この地で作曲)を堪能、しばし陶然としたことがあります。
一方クリムトはここで少なくとも一応13点の絵を描いたとのこと。中でも名作「アッター湖のほとり」は私も鮮烈な印象がありますが、これと似たもう一点の「アッター湖の島」は未見です。
是非見てみたいものですが、いづつやさんもまだのご様子。でしたら出来るだけ早期の実現を願って、ここはひとつ、ご一緒に神様にお祈りでもすることとしましょうか(笑) ではまた。

投稿: minchou | 2013.12.21 11:14

to minchouさん
私もマーラーの大ファンです。3番をマーラーの
別荘でお聴きになられましたか、羨ましいですね!

クリムトのアッター湖畔を描いた風景画に強く魅
せられており、未見の作品との出会いを夢見てい
ます。ご一緒に祈りをささげていると願いが叶う
かもしれませんね。

投稿: いづつや | 2013.12.21 12:23

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