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2013.05.20

海外旅行でスりにあったり物を盗られたことは?

Img      ラ・トゥールの‘女占い師’(1630年代 NY メトロポリタン美)

Img_0003      カラヴァッジョの‘女占い師’(1599年 パリ ルーヴル美)

今年いただいた年賀状のなかにお気の毒にというのが一枚あった。昨年8月オランダを旅行された知人はデルフトで盗難被害に会われたという。海外旅行でこういう目にあったのは初めてとのこと。それを読んで3年前パリでおきたスリ事件を思い出した。

海外へ何度も行かれている人のほうがスリや盗難に会う確率は大きいが、そんな災難には無縁という方もいれば、またお金スラれちゃったよ!という運の悪い方もいる。また、はじめての海外旅行でバッグを盗まれるという可哀想な女性もいる。これは運命の女神の気分次第だからどうすることもできない。

2010年の11月、パリの地下鉄で財布を盗まれた。まったく不覚というほかないのだがなんとも生々しい事件だった。駅の名前は忘れたが、スリにあったのは夕方の5時半ごろ。帰宅する通勤者たちで地下鉄をかなり混んでいた。車両のドアが開き降りる人がでたあと、大勢の人にもまれながら中に入ろうとした。

ドアの近くにやっと体が入ったが隣の方がなかなかうまくいかない。離れ離れになったら大変なので不安な気持ちになったが、なんとか一緒になった。そのあと、狐につままれるようなことが起きた。床に見覚えのある自分の財布が落ちている。一瞬何がおこったのかわからなかった。それを拾って顔をあげるとまだ空いているドアの向こうで若い女がニヤッと笑って‘あんたの財布だよ!’といった。そしてドアは閉まり車両は動き出した。

すぐ財布のなかをみた。はいっていたユーロのお札(3万円相当)はきれいに抜かれていた。クレジットカードは残っていたので助かった。財布はダウンジャケットの外の左のポケットに入れていた。内ポケットに入れるという鉄則を守ってなかったのだから、あの女スリは‘間抜けなジャポネだねー!’と大笑いしただろう。ハイ、その通りの間抜け之介でした。パリの地下鉄でスリにやられるとは思ってもみなかった。

じつはスリは最初は隣の方を狙っていた。女は車両に乗り込むのではなく、混雑している車両に乗る人の財布を一緒に乗るふりをして狙っていたのである。隣の方が中に入ろうとするとそれを邪魔して手をごそごそ動かしていたらしい。それに気づいてきっとに睨んだら女は諦めて横にいるこっちに狙いをさだめてきた。着ているダウンのポケットから財布を素早くぬきとり急いでドアの外に逃げる。スリはこういう手口を使っていた。

この事件が起きる30分前、グランパレでモネの大回顧展をみて心がふわふわになっていた。だから、気が緩みっぱなし。こういうときにガツーンとやられた。すきだらけだったのだ。大いに反省した。

こういう体験をしたので、ラ・トゥール(1593~1652)とカラヴァッジョ(1571~1610)の描いた‘女占い師’をみるときは女が抜き取ろうとしている財布や指輪に特別な感情がついてまわる。そして、二度とスリに会わないように財布は内ポケットを肝に銘じている。

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