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2013.03.08

メトロポリタン美(2) 心を奪われるサージェントの肖像画!

Img_0002_2     サージェントの‘マダムXの肖像’(1884年)

Img_0003_2     サージェントの‘バラをもつ婦人’(1882年)

Img_0001_2     ホイッスラーの‘テオドール・デュレの肖像’(1883~84年)

Img_2     ホーマーの‘北東風’(1895年)

今回の美術館めぐりで重点鑑賞画家にしていたのはアメリカの画家とアンリ・ルソー、そのうち出会った作品が10点をこえた画家はサージェント(15点)、オキーフ(15点)、コール(12点)、ロスコ(12点)、ホーマー(10点)、そしてルソーは8点。

一番多くみることができたサージェント(1856~1925)、METには5点あった。08年のとき印象派の部屋に飾ってあったのは‘マダムX’と‘三姉妹’の2点、大変魅せられた肖像画なのに絵のサイズの記憶が消えていた。再会してまず驚いたのは絵の大きさ。女性たちは大きな縦長のキャンバスに描かれている。このインパクトは実際絵の前に立たないと感じられない。

肖像画を依頼する女性はいずれもパリやニューヨーク、ボストンなどの大都会における社交界の常連、だから、住んでいる家は大きな肖像画を飾るのにふさわしい大邸宅。で、サージェントは見ごたえのする肖像画を次から次へと制作していったのであろう。

‘マダムX’の驚くばかりの白い肌にあまり見とれていると追っかけ画がみれなくなるので、頃合いをみて神経を◎の‘バラをもつ婦人’に集中させた。とてもチャーミングな女性、着ている黒の衣服をみるとマネとかベラスケスの絵がダブってくる。サージェントはベラスケスを敬服していたから、その影響とみていいだろう。フラゴナールの‘読書する少女’と同様この絵との対面を楽しみにしていたので、しばらくぼーっとしてみていた。

隣の部屋に展示してあったホイッスラー(1834~1903)の‘テオドール・デュレの肖像’にも思わず足がとまる。一見するとフリーア美にある男性の肖像の別ヴァージョンかと思ってしまうが、二人は別人物。あごひげたくわえているところや立ち姿のポーズがよく似ているので、今回も同じイメージでインプットされた。

ホーマー(1836~1910)の海景画‘北東風’は2度目、でも嵐を予感させる波の大きなうねりがあまりに真に迫っているのでつい移動するスピードを緩めざるをえなくなった。海の色はまさにこんな緑がかった色をしているし岩にくだける波しぶきも荒れた浜辺でみる白さ。ホーマーの描く海の絵に200%魅せられている。

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