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2013.03.05

フィラデルフィア美(5) ビッグネームの共演!

Img_0002_2     レジェの‘街’(1919年)

Img_0005_2     ポロックの‘雄と雌’(1942年)

Img_2     リキテンスタインの作品

Img_0003_2    ジャスパー・ジョーンズの作品

フィラデルフィア美は印象派が充実しているだけでなく、ほかのブランド美術館同様近代絵画や現代アーチでもビッグネームの作品が次々と現れてくる。

立体派のレジェ(1881~1955)の初期の作品‘街’の前に長くいた。この絵とよく似たものをMoMAがもっており日本の展覧会で見たことがある。ぱっと見ると街の一角で工事が進捗している建物を横目にみながら歩いている気分。円や長方形で表された建物の外壁とか窓などの大半は平板に配置されているのに、大きな赤い円柱が1本建っているだけで、画面全体が立体的な空間になり対象にも量感性がててくる。そして、目に楽しませてくれる赤や黄などの色のコントラスト。久しぶりにレジェに感動した。

ポロック(1912~1956)は今回の美術館めぐりの重点鑑賞作家のひとり、その◎作品‘雄と雌’が目の前にある。この絵にはポロックの特徴的な手法ポーリングがわずかにみえる。でも、それよりぐっと惹きつけられるのは向かい合う男女やそのまわりにとびかうひし形や渦巻のフォルムがミロやピカソの絵を連想させるから。絵の存在を知ってからずいぶんな時が流れたがやっと出会った。ちょっと感慨深い。

ワシントンのナショナルギャラリーに次いでここでもリキテンスタイン(1923~1997)に遭遇した。タイトルは見逃したが、これぞポップアートの真髄、女シリーズ。歌麿の美人大首絵よりもっとアップでとらえた女性の顔、この女性にはどんな物語があるのか?これまで底抜けに笑っている顔、目をとじて泣いている姿、瞳から涙がこぼれる女と出会った。このなにか思い悩んでいる風の女性は少し距離をおいてみつめるほうがよさそう。

ニューヨークでホイットニー美へ足を運ぶオプションがあたったが、これはやめにしてメトロポリタンにながくとどまった。そのため、またもジャスパージョーンズ(1930~)の星条旗をモチーフにした作品‘3つの旗’をみる機会が消えた。また、MoMAでも別ヴァージョンは展示されてなかった。

だから、フィラデルフィアでみたこの絵が貴重な体験。ホイットニーにあるものとはちがいコラージュ的ではなく、ごくシンプルなアメリカ国旗。ジョーンズはこのシリーズを一体何点制作したのだろうか?まず一歩を踏み出したが、次は本丸にある作品との対面を果たしたい。

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