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2013.03.02

フィラデルフィア美(2) ホーマーの‘ライフライン’にフリーズ!

Img_0001_2     ホーマーの‘ライフライン’(1884年)

Img_2     ターナーの‘国会議事堂の火災’(1835年)

Img_0004_2     モネの‘鉄橋 アルジャントゥイユ’(1874年)

Img_0002_2     モネの‘ポプラ並木’(1891年)

今回重点鑑賞画家のひとりとして注目していたのが海洋画を得意とするホーマー(1836~1910)、フィラデルフィア美には最もみたい絵があるので1階のアメリカ絵画が展示されている部屋へ急いだ。

災害映画の一シーンをみているような‘ライフライン’を美術本ではじめてみたのは27年前のこと、それ以来いつかこの目でと思ってきたが、ようやくみることができた。本物は本に載っている画像と色がかなり違っているので、画質はすこし落ちるが写真で撮ったものを使うことにした。

難破船から救いだされ救難隊員にしっかり抱かれている女性はすでに気を失っている様子、二人の体は大きくうねる海面すれすれ、緊迫感にみちハラハラドキドキの場面をホーマーは見事に描きあげている。ルノワールやセザンヌだけでなく、こういうアメリカ絵画の傑作が目を楽しませてくれる。やはりここはビッグな美術館。

ターナー(1775~1851)の‘国会議事堂の火災’も◎の追っかけ画、いくつかある画集をめくってみるとどの本にもこの絵は載っている。アメリカにあるターナー作品では最もいいかもしれない。ターナーは難破船とかこの絵のように火災とか時々おこる大事件とか自然災害の情景を激しいタッチで描いた。炎に包まれる国会議事堂は大半が燃え落ちており、火事の激しさを物語っている。

今回びっくりしたのはモネ(1840~1926)。なんと18点も展示してあった。必見リストに載せていた2点が姿をみせてくれたので大安堵だったのに、初見のオマケがここにもあそこにもという感じ。だから、写真をばかばか撮った。また、これまでみたことのある傑作にも多数出会った。

23年ぶりにみたのが‘ポプラ並木’。ロンドンの王立アカデミーで開かれた‘モネの連作展’でみたときのように気持ちが一気にハイになった。じつはここにはもう1点この連作があり、こちらは日本に3度もやってきた。ところが、画像の絵は一度も登場しない。美術館は出張させる絵とがっちりガードする絵をちゃんと決めているのである。

‘鉄橋 アルジャントゥイユ’.も立ち尽くしてみていた。よく似た絵がオルセー、ワシントンナショナルギャラリーにもあるが、ここにあるこの絵に一番魅せられる。10年の大モネ展(パリ グランパレ)のとき体を震わせた列車の噴き出す白い煙の輝きを再度目に焼きつけた。

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