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2013.03.19

メトロポリタン美(8) 美術館のお宝ポロックと再会!

Img_2     ポロックの‘パーシパエー’(1943年)

Img_0001_2     デ・クーニングの‘屋根裏部屋’(1949年)

Img_0002_2          ロスコの作品

Img_0003_2          ニューマンの作品

好きな美術館のひとつであるロンドンのナショナルギャラリーへ行くとルネサンス絵画からバロック、印象派の傑作に沢山お目にかかることができる。でも、近現代絵画はないので、もしこれらを見たい場合はテートモダンへ足を運ばなくてはいけない。

これに対してメトロポリタンはどうかというと、古典絵画、人気のカラヴァッジョ、フェルメールがあり、印象派も傑作を多数揃えている。ここまではナショナルギャラリーと一緒だが、METにはまだ楽しみが残っている。それは2階の左奥に移動すると出迎えてくれるポロック、ロスコ、ウォーホルといったアメリカの現代アートで絶大な人気をほこる作家の作品。

この部屋の主役はずばり、ポロック(1912~1956)、3点あった。あの有名な‘秋の律動’(1950、拙ブログ08/5/19)と‘パーシパエー’は前回もみたからおそらく常時展示しているのだろう。‘パーシパエー’は同じ頃描かれた‘雄と雌’(フィラデルフィア美 3/5)と人物の配置の仕方がよく似ている。

こういう絵は抽象絵画をみているという思いがあるから、描かれたフォルムひとつ々に馴染むのに時間がかかるし、頭のなかが大いに混乱してくる。でも、気持ちを落ち着かせてみると両端に立っている人物をとらえることができる。二人の間では胴体と手足のようなものがなにやら激しく動いている様子。タイトルの‘パーシパエー’はポロックではなく支持者の一人がつけたもの。ポロックはクレタ王ミノスの妻パーシパエーの話は知らなかったという。

デ・クーニング(1904~1997)の‘女シリーズ’の前に描いた‘屋根裏部屋’はポロックの絵の色彩を消し黒と白に変換するとこんな感じになる?人間の顔をぐにゃっとつぶしたり引き延ばしたり、あるいは逆さにしたり回転させたりして即興的に形をつくっていったのだろうか。じっとみていると確かに複雑に絡み合う感情表現が感じとれる。

ロスコ(1903~1970)の3点とニューマン(1905~1970)の作品が並んで展示してあった。08年のときこの二人はみた記憶がないので収穫だった。ロスコはこの赤の色面が目を惹く作品がお気に入り。今回ロスコはMoMAでも1点みたので全部で12点、予想を大きく上回る成果となった。一方、ニューマンは7点、こちらも上出来。

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