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2013.02.27

やっと‘歌舞伎図巻’がみれた!

Img_0003_2     ‘歌舞伎図巻’(重文 江戸時代17世紀 徳川美)

Img_0002_2     ‘歌舞伎図巻’(拡大図)

Img_2     ‘邸内遊楽図屏風’(江戸時代17世紀 サントリー美)

Img_0005_2     歌川国貞の‘役者はんじ物 市川団十郎’(1812年 千葉市美)

サントリー美で開催されている‘歌舞伎 江戸の芝居小屋’展(2/6~3/31)を楽しんだ。サントリー美へ出かけるのは久しぶり。帰るときミッドタウンのなかを通ったら3つの店舗が閉鎖されていた。ここの集客力ができたときより低下しているのだろう。案内嬢の話だと4月リニューアルするらしい。都内では今商業施設間の顧客争奪戦がヒートアップ。出店する店舗はおいしい食べ物や魅力ある商品を提供しないと生き残るのは難しいかもしれない。

もうすぐ完成する新歌舞伎座を祝って行われるこの展覧会、期待する絵が1点あって足を運んだ。それは25日で展示は終了した‘歌舞伎図巻’。今回下巻がでたのだが、最後の場面‘茶屋遊び’に描かれている男装した采女(うねめ)のカッコいい姿をぜひともみたかったのである。

じつはこの図巻は08年名古屋の徳川美でみることはみた(拙ブログ08/5/15)。ところが、展示替えがありこの場面はみれなかった。この采女との対面を楽しみにして乗り込んだのにとんだ肩すかし。こういうときはがっくりくる。どこの美術館でも名品はなかなか出さない。やっとサントリーでリカバリーのチャンスが巡ってきた。素直に嬉しい。

これをはじめてみたときびっくりしたのは保存状態の良さ。画面全体で色彩がこんなに輝いている風俗画はめったにみれない。そして、采女の思わず声をかけたくなる決めポーズ。この姿がなんともいい。顔のふっくらした采女は大刀に寄りかかり体を竹久夢二式美人のようにS字に曲げ、胸には流行のファッションアクセサリーとしてロザリオをさげている。これをみれたのは一生の思い出。

今回はほかにもサントリー美蔵の‘邸内遊楽図屏風’などがでており、館内は華やかな歌舞伎の雰囲気につつまれている。収穫ははじめてお目にかかった‘歌舞伎遊楽図屏風’(重文 文化庁 展示は25日で終了)。大きなオマケをもらったような気分。

人気役者を描いた浮世絵が沢山でている。最も多いのが歌川国貞と豊国の描いたもの。そのなかで市川団十郎は十二代が先頃亡くなったばかりだから、特別な思いでみていた。足がとまったのは‘役者はんじ物の市川団十郎’。また、勝川春章の‘岩井半四郎の大夫’などにも魅せられた。

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