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2012.12.20

象徴派のシュトゥックはお好き?

4578_3              ‘罪’(1893年)

4579_2     ‘スフィンクスの接吻’(1895年 ブダペスト国立美)

4580_3                ‘ニンフを運ぶファウヌス’(1918年)

BS各局の美術番組は前は3つあったが、今も続いているのはBS朝日の‘世界の名画’だけ。わが家の美術ライフはこれと‘日曜美術館’、‘美の巨人たち’の3本立てでまわっている。

‘世界の名画’は海外の美術館をめぐってくれるので、ここで得られる美術館情報はとても貴重。昨日訪問したのはミュンヘンにあるノイエ・ピナコテーク。ミュンヘンは28年前、スイスのジュネーブからクルマで出かけたことがある。だが、当時入館したのは古典絵画を展示しているアルテ・ピナコテークのほう。

この美術館の向かい側に近代絵画のコレクションがみれるノイエがあることを知ったのは日本に帰ってから。この頃はまだ美術への関心は普通よりちょっと上くらいのところだから、美術館情報には疎かった。それから時が流れ、今ではノイエにはいい作品がいくつもあることがわかっているので、ここはなんとか足を運びたい美術館のひとつになっている。

美術本によく載っているノイエコレクションのなかでとても気になる作品を‘世界の名画’がとりあげてくれた。シュトゥック(1863~1928)の代表作‘罪’。蛇が大の苦手なので、この絵はあまり長くはみれない。とにかくこの蛇は怖い、こちらにとびかかってきそう。インドを旅行したとき、このように大きな蛇を体にまきつけてパフォーマンスをする見世物師に出会ったが、蛇はこの絵に描かれたほどの殺気を漂わせてはいなかった。

妖艶な美女と怖い々蛇の組み合わせだから一度見たら忘れられない。シュトゥックはこの‘罪’を12点も描いており、最初に描かれたのがノイエにある。日本でそのヴァージョンのひとつをみた。それが一番上の画像で16年前Bunkamuraで開催された‘象徴派展’に展示された。腰を引き気味にみたことを今でもよく覚えている。

シュトゥックの作品というとこの展覧会でみた2点くらいしか記憶にない。作品情報は極めて少ないが、いくつか気を惹くのがある。こういう風に描かれたスフィンクスがあるのか!という‘スフィンクスの接吻’とベックリーンの作風を連想させる‘ニンフを運ぶファウヌス’。のめりこむという感じでもないが、ともに気にはなる絵。

ミュンヘンに豪華なシュトゥック邸があるという。いつか訪問してみたい。

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