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2012.12.10

ゆったり鑑賞! 東博総合文化展 国宝仏画&合戦絵巻

4546_2           国宝‘普賢菩薩像’(平安・12世紀 鳥取・豊乗寺)

4544_3       国宝‘十六羅漢像(第八尊者)’(平安・11世紀)

4545_2     ‘後三年合戦絵巻 巻上’(重文 南北朝1347年)

4543_2     ‘大井戸茶碗 銘 有楽’(重美 朝鮮時代・16世紀)

東博本館の国宝室に現在展示されているのは鳥取の豊乗寺からやってきた国宝の‘普賢菩薩像’(11/27~12/24)。5年ぶりの対面。

普賢菩薩像の国宝はこれと東博にある菩薩と象の白が印象深いものなど4点ある。この仏画をみる楽しみは光背や衣に施された截金装飾の金色と象の切れ長の目。精緻に細工された截金装飾を単眼鏡でみるたびに惹きこまれるが、色彩がCGでよく再現されたものが目に前にあったらひっくり返るくらいのインパクトがあるにちがいない。

国宝‘十六羅漢像’のうち今回出ているのは第一尊者、四尊者、八尊者(11/20~12/24)。ここの平常展はもう9年も通っているので定期的に公開されるこの十六羅漢像は目がだいぶ慣れてきた。確か1年に一度くらいのペースで3点ずつ展示されている。そのなかで手を合わせる横向きの女性が描かれている八尊者はお気に入りの一枚。

14世紀の半ば頃に描かれた‘後三年合戦絵巻’は東博では国宝の‘平治物語絵巻’とともに最も人気のある合戦絵巻。巻上、中、下の三巻あるが、1年前が巻中で今回は巻上(11/20~12/24)。雁が乱れ飛ぶなか、右手の騎馬武者が潜んでいた敵方に矢を射ようとしている。敵軍の先頭にいる兵士は来るなら来いという構え、その不敵な表情がじつにいい。

この合戦絵巻に吸い込まれるのは動きのある人物描写とリアルな殺戮場面、ところどころ兵士の鎧の間から血が噴き出している。また疾走する馬のフォルムにも目が釘付けになる。

2階右奥の部屋に展示されているのが松永コレクションの茶道具、‘大井戸茶碗 銘 有楽(うらく)’を久しぶりに楽しんだ(11/27~2/24)。最近は五島美が以前よく開催した茶道具の名品を集めたやきもの展に遭遇しないので、数は少ないがこういう展示は有難い。大井戸茶碗をはじめ一点々じっくりみた。

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