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2012.12.08

中国王朝の至宝展に出品された仏塔!

4538_2     ‘人頭像’(殷・前13~前11世紀)

4535_2         ‘女性俑’(唐・8世紀)

4536_2         ‘阿育王塔’(北宋1011年)

4537_2     ‘阿育王塔’(拡大 北宋1011年)

東博が実施する日本美術や中国美術関連の特別展をみないで済ますという気にはなかなかなれない。だが、毎回期待値を高くすると鑑賞疲れを起こすから普通の気分でみることもある。今開催中の‘中国王朝の至宝’展(10/10~12/24)はこちらのケース。

お目当てはズバリ、チラシの‘新発見&日本発公開’が気をひく‘阿育王塔’。この仏塔がみたくて上野に足を運んだ。入館してこれが展示されている場所を案内係に聞くと最後だという。ならば、逆に回れば短い時間で全部をみることができたのだが。

入ってすぐの展示室で懐かしいものがでてきた。98年広島に住んでいた時に鑑賞した三星堆(さんせいたい)から発見された殷時代の仮面、目は大きくとびでており鼻もデカイ。目と眉を除く部分に金箔が貼られているので、大昔に活躍したプロレスラー、タイガーマスクの姿が重なってくる。前みたときはもっと大きいイメージがあったが、意外に小さな顔だった。この奇怪な表情は一度みたら忘れられない。

一番の収穫は唐時代につくられた‘女性俑’。愛嬌のあるふっくらとした顔と胸から腰にかけてのラインがビア樽のように丸い胴体に思わず足がとまる。2体あったがともに一級文物に指定されている。以前にも中国展で同じような俑をみたが、今回のものがベスト。また、女性俑は前漢時代のものもあり、目がとてもきれいで凛とした姿に魅了された。

出口近くの部屋にあった‘阿育王塔’は金の輝きや釈迦の物語を描いた図像の細かな表現など見ごたえ充分。これほど質の高い仏塔をみる機会に恵まれたのは幸運だった。古代の遺跡から出土するもののなかで金で装飾された宝飾品や仏具は特別な魅力をひめている。金の仮面にはじまり金の仏塔で終わったので、満足度は高い。

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コメント

先日、『中国王朝の至宝展』に行ってきました。

いろいろな時代の、それぞれの文化がわかって興味深かったです。

墓のための数々の副葬品を見ていると、エジプトとの共通性を感じました。

今年あった契丹展と同じ革袋型陶器もありましたね。

『阿育王塔』は見事でした。精緻な技術に引き込まれました! 釈迦伝は、キリスト伝を見るような思いでした。

投稿: ケンスケ | 2012.12.16 08:19

to ケンスケさん
お目当ての仏塔が見ごたえがありましたので、
満足度は最後にとびはねました。遺跡では
やはり金細工は圧倒的な存在感をもって
ますね。

投稿: いづつや | 2012.12.17 00:10

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