ビッグニュース! ‘ターナー展’&‘貴婦人と一角獣展’
Bunkamuraの水彩画展を見終わって、さあ帰ろうかと一息ついていると出口のところでサプライズのチラシが目に入った。今回30点の水彩画が出品されていたターナーの大回顧展、ほんとかいな!?
時期については来年秋とある。どこの美術館?またまた東京都美。この美術館は本当にビッグな展覧会を連発してくれる。すばらしい。やって来るのはロンドンにあるテートブリテンのコレクションで油彩約40点と水彩画、これは大変なことになった。
テートは過去3回訪問した。ここではターナー(1775~1851)は別格扱いの画家、専用の展示室(クローギャラリー)が用意されている。現在油彩画300点以上と約2万点のデッサンやスケッチを所蔵している。実際に展示してあるのはどのくらいかというと、2年前のときは‘難破船’や‘カレーの桟橋’など20点ほどだった。
美術館が発行するターナーの画集に載っている油彩画61点を全点みることを目標にしているが、これまでお目にかかったのは20点。みたくてしょうがない‘吹雪’やチラシに使われている‘ヴェネツィア、嘆きの橋’にはまだ縁がない。公開される作品に未見のものがいくつ入っているか、楽しみである。
もうひとつ、ビッグな展覧会が来年春行われることがわかった。なんとパリのクリニュー美の至宝である連作タピスリー‘貴婦人と一角獣’が6点全部国立新美にやって来る!会期は4/24~7/15、そして、そのあと7/27~10/20に大阪の国立国際美でも展示されることになっている。
いつかこのタピスリーを見に行こうと思っていたが、幸運なことに日本に出張していただけることになった。国立新美も東京都美同様、期待の2倍も3倍も応えてくれる本当にいい美術館。
| 固定リンク
コメント
東京都美術館は、来年エル・グレコ展をしてくれるので楽しみにしていますが、ターナー展まであるのですね! 国立西洋美術館のラファエロ展も含め、来年は個人の画家の回顧展が充実していますね。
私もテ―トギャラリーには一度行ったことがあるのですが、20年くらい前なので印象は薄れてしまっています。
ターナーの作品はイギリス本国以外だとアメリカにしかいい作品がないので、あまり数多く見ていません。
ターナーは大好きなので、期待大です
投稿: ケンスケ | 2012.11.09 21:39
to ケンスケさん
来年もビッグな展覧会が続々登場しますね。
グレコ展、ラファエロ展、ターナー展、そして
ルノワールが軸のクラークコレクション。
テートのターナーはこの回顧展で半分のライン
に近づければよいのですが、楽しみですね。
投稿: いづつや | 2012.11.10 00:04