« ビッグニュース! ‘ターナー展’&‘貴婦人と一角獣展’ | トップページ | アゲイン 超絶技巧に驚愕する‘ZESHIN’展! »

2012.11.09

神話の世界へ誘われる東博の‘出雲展’!

4433_2     ‘宇豆柱’(鎌倉時代 1248年)

4432_2     古代の出雲大社のイメージ

4434_2     ‘銅鐸’(加茂岩倉遺跡出土 弥生時代 前2~前1世紀)

4435_2     ‘銅矛’(荒神谷遺跡出土 弥生時代 前2~前1世紀)

東博で行われている‘出雲展’(10/10~11/25)のお目当ては00年に出雲大社の境内で発見された‘宇豆柱’。このニュースがTVから流れてきたときは広島にいたのでいつか見に行こうと思っていた。が、現地でこれをみる機会をつくれなかった。それが今回東京でみれるのだからありがたい。

古代の出雲大社の本殿は高さが48メートルもある超高層神殿だった。これを支えていたのは9本の柱。柱は3本の丸太を組んで1本にしてあり、直径が3メートルもある巨大柱。その一つが‘宇豆柱’。出雲大社の境内の模型によりこの柱が出土した場所が確認できるが、現地を訪れたことがあるのでイメージしやすい。

会場には10世紀頃を想定した本殿の復元模型(1/10)が飾ってある。本殿へいたる階段の長さは100メートル、これだけ大きな建築物だとかなり離れたところからでもその壮大な姿とみることができたであろう。この階段を横からみていると古代メソポタミアの神殿‘ウルのジッグラト’(60メートル)が思い起こされた。

加茂岩倉遺跡には一度出かけたので銅鐸は少し馴染みがある。今回は39個出土のうち19個が展示されている。35号の銅鐸に刻まれたトンボや鹿やうずまきの模様を再度楽しんだ。その隣にあるのは荒神谷遺跡からでてきた銅剣と銅鐸と銅矛。広島にいたときここは行かなかったので、ガラスに最接近してじっくりみた。銅剣と銅矛は造形的には銅矛のほうが好み。全部で16本あった。研ぎ分けの部分をとらえようとしたが、よくわからなかった。

今年は‘古事記’が編纂されて1300年にあたり、来年は出雲大社の大遷宮が60年ぶりに行われるという。神話の世界というとすぐ思い浮かぶ出雲、ここに東大寺の大仏殿よりも高い神殿が存在していた。大きなものというのは言葉ではいい尽くせない魅力がある。古代へのロマンが大きく膨らむ展覧会だった。

|

« ビッグニュース! ‘ターナー展’&‘貴婦人と一角獣展’ | トップページ | アゲイン 超絶技巧に驚愕する‘ZESHIN’展! »

コメント

あれ、いづつやさん、図録読まれませんでしたか?
あの復元模型はあくまで一つの説にすぎないと。
いくらなんでも、ビル15階の建物があったとはちょっと思えません。
中国文明展のチケットで、出雲も観覧できるけど、あえて僕は別の日にしました。
おかげで、地下でやっていた、美保神社の神事とかのビデオ堪能しましたよ。

投稿: oki | 2012.11.10 02:17

to okiさん
図録はあまり読まないのですが、48メートル
は仮説のひとつですか。高さは横において大きな
柱でしたね。階段の横からのフォルムがなかなか
いいです。

投稿: いづつや | 2012.11.10 10:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 神話の世界へ誘われる東博の‘出雲展’!:

« ビッグニュース! ‘ターナー展’&‘貴婦人と一角獣展’ | トップページ | アゲイン 超絶技巧に驚愕する‘ZESHIN’展! »