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2012.11.17

グレコの傑作が揃うメトロポリタン美!

4459_2     ‘トレド風景’(1597~99年)

4461_2           ‘枢機卿の肖像’(1600年)

4460_4        ‘十字架を担うキリスト’(1580年代)

4462_2     ‘黙示録第5の封印’(1608~14年)

エル・グレコ(1541~1614)の絵に大変魅せられているので、どの絵がどこの美術館にあるかはおおよそわかっている。全部みているわけではないが、幸いなことにコンプリートにもう少しというところまできた。

作品の数が多いのは当然のことながらマドリードにあるプラド美で35点所蔵している。その次がトレドの教会と美術館。スペイン以外の美術館では03年に訪問したブダペスト国立美のコレクションがつとに有名。作品の保存状態のいいものが7点ある。なかでも‘聖衣剥奪’がすばらしい。

そして、アメリカにもどうしてこんないいものがあるの!というくらい数多くの傑作がある。08年に美術館めぐりをしたときの経験や画集に載っているものを総合すると、メトロポリタンが8点、ワシントンナショナルギャラリー6点、ボストン3点、フリックコレクション2点、シカゴ1点

お気に入りの作品からいうとMETとワシントンにあるものに魅了される。METではグレコの絵はハベマイヤーなどのコレクションとロバート・レイマン・コレクションが別々に展示されている。そのなかでググッと惹きこまれるのが唯一の風景画の‘トレド風景’と息を呑むくらい見事に描かれた‘枢機卿の肖像’。この2点は館の大判の図録に収録されている。まさにMETの至宝のひとつ。

‘十字架を担うキリスト’にも思わず足がとまる。プラドにも同じ構成の絵はあるがMETのほうがいい。‘黙示録第5の封印’は左端で両手を上にあげている男のポーズがとても印象深く目に焼きついている。また、晩年の自画像もこの美術館でみることができる。

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コメント

私も、いづつやさん同様グレコ絵画の独自性に強く惹かれますが、METのグレコ作品は本当に素晴らしいと思います。

特に『トレド風景』は緑と青の色彩が本当に美しく、METに行った時は見とれました。そして他の風景画とはまったく違う独特の雰囲気。やはり神の存在を暗示しようとしているのでしょうか。

『枢機卿の肖像』も秀逸な作品だと思います。たしか異端審問に関わっていた人だったと記憶していますが。

『黙示録第五の封印』は人物の姿態がうねるようで、晩年の典型的な様式ですね。

ところで来年のグレコ展の出品リスト(グレコ展のHPにPDF版で載っています)を見ましたが、トレドから作品が相当数送られてきています。プラドからは肖像画だけですが、スペインは大盤振る舞いをしてくれているようですね!

投稿: ケンスケ | 2012.11.18 08:09

to ケンスケさん
METにあるグレコは本当に目を見張るほど
いいのが揃ってますね。ルーヴルやロンドン
のナショナルギャラリーをグレコに関しては
まったく差をつけてます。

METをはじめワシントンナショナルギャ
ラりー、シカゴ、、、とアメリカのコレクター
はグレコを熱心に集めたのですね。

‘グレコ展’の出品リスト情報ありがとうご
ざいます。スペインと日本の美術交流はすば
らしいですね。

投稿: いづつや | 2012.11.18 19:45

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