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2012.11.11

ゆったり鑑賞! 東博総合文化展 青邨・応挙&工芸

4443_2     前田青邨の‘京名所八題’(1916年)

4442_2     円山応挙の‘芦雁図襖’(1784年)

4441_2     国宝‘片輪車蒔絵螺鈿手箱’(平安時代 12世紀)

4440_2     ‘青磁琮形水指’(重文 南宋時代 12~13世紀)

東博で特別展をみたときは本館の総合文化展もぐるっとみることにしている。以前は事前にHPで展示される作品と期間をチェックしていたが、今はここでみたい名品はおおよそ目のなかに入れたので情報なしでのんびり楽しんでいる。

東博のコレクションは絵画は仏画や水墨画から浮世絵、近代の日本画、洋画まで幅広く揃っており、また1階のジャンル別の展示室では土偶、仏像、そしてやきもの・蒔絵、刀剣などの工芸も数多くみることができる。そこには国宝がいつも片手くらいはでているから、毎度‘東博名品展’が開催されているようなもの。

近代日本画はいいのがでている。展示は10/30~12/9。久しぶりにみたのが前田青邨(1885~1977)の‘京名所八題’。画像は‘先斗町’(左)と‘清水寺’(右)、青邨の絵はヘリコプターに乗り込み地上すれすれのところを飛んで下の光景をみているような感じになる作品が多くある。ヘリには一度乗ったことがあるが、家の屋根が縦長の掛け軸の下から上へと続いていく‘先斗町’をみているとその感を強くする。

ほかの作品は同じく青邨の‘神興振’、下村観山の‘白狐’、速水御舟の‘京の舞妓’。いずれも傑作。狐の白、そして舞妓の衣裳の青に惹きこまれる。

2階の左奥の部屋に飾られているのが円山応挙の(1733~1795)の‘芦雁図襖’(10/16~11/25)。応挙は写生の達人だから、雁の飛ぶ姿をじつにリアルに描いている。目の前に本物の雁がいるよう。やはり応挙は別格の絵師。ハズレの作品がないところがすごいところ。

今回大変感心したことがある。それは1階ジャンル別展示の蒔絵の部屋、照明の方法がすばらしいので国宝の‘片輪車蒔絵螺鈿手箱’(10/10~12/16)をはじめ蒔絵の図柄がよりはっきり美しく浮き上がっている。螺鈿のピンクや緑がこんなに輝くのを見たのは東博でははじめてのこと。

‘広田不孤斎の茶道具’のコーナー(2階右奥)もいい気分にさせてくれる。一点々じっくりみたが、お馴染みの‘青磁琮形水指’はいつも表面に走る貫入に夢中になってしまう。展示は11/25まで

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