NHKスペシャルにダルビッシュが登場!
ダルビッシュ vs ロドリゲス(ヤンキース)
ダリビッシュ vs トラウト(エンジェルス)
昨日放送されたNHKスペシャル‘ダルビッシュ有 大リーグと闘った男’はとてもおもしろかった。今年の大リーグは開幕から終わりまでダルビッシュがずっと関心の的だったから、こういうシーズンを振り返るドキュメント番組はのめり込んでみてしまう。
再現されたダルビッシュの投球シーンはほとんど覚えている。シーズン序盤、ホームでヤンキースと対戦をしたときはすごくいいピッチングをみせた。ランナー一三塁において登場したロドリゲスをキレのいい変化球でダブルプレーに仕留めたのがとくに印象深い。強打のヤンキースを相手に勝ったので、これで20勝くらいいくかなと思った。
ところが、大リーグはそう易々とは勝たせてくれない。日ハムの大エースだったダルビッシュからは考えられないほどコントロールが悪い。原因はすべるボールと硬いマウンドだった。その悪い状態から脱出するきっかけとなったのはビデオルームでみたプライス(レイズ リーグ最多の20勝)のピッチングフォーム。
ダルビッシュの目を開かせたのはプライスの足のつき方だった。プライスは地面に5本の指で着地する、いわゆるべた足で投げていた。それに対しダルビッシュは小指側から着地するため重心が左に傾き、これがコントロールの乱れにつながっていた。
これに気づき、ダルビッシュは翌日のレイズとの試合では新しいフォームで投げた。この試合は実際みていたが、ストレートでも変化球でもいいところにズバズバ決まった。今から思うとこういう変化がダルビッシュに起こっていたのである。
大リーグのバッターを変化球を駆使した技術でなく真っ向からの力勝負でうちとりたいという思いをダルビッシュは持ち続けていた。コントロールが安定してきたので、150キロ台のストレートが威力を増してきた。エンジェルスの若きスター、トラウト(21歳、ホームラン30本、打率.326)をインハイのストレートで三振にとった場面はよく覚えている。これはすごいピッチングだった。
この番組をみてダルビッシュがじつに研究熱心な投手であることがよくわかった。どうやったらいい球が投げられるか、技術的にどこが悪いのかを自分で気づき自分自身にコーチングできるのだから、アスリートとしては相当に高い能力を身につけている。
来年は一気にNO.1投手にのぼりつめるかもしれない。
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コメント
ダルビッシュ、キャンプで煙草吸いながらパチンコやっていたのが最近のように思えますが、もう大リーグの選手として活躍してるんですね。
煙草吸っていたというのは、つまり野球をなめていた。
それが、ヒルマン監督や佐藤コーチの指導で、プロ意識に目覚めた。
中田もそうですね、ダルビッシュに先輩は何でそんなカッコいいのか、なんて聞いて叱られていたのが、今や不動の四番だ。
大谷選手が、すぐ大リーグを目指すというのは、一見カッコいいけど、やはりプロの世界をなめていないか、日ハムは育成が、上手ですから、きちんとプロ意識を育てたほうが良くないか?
投稿: oki | 2012.11.05 23:04
to okiさん
吉井コーチと栗山はうまくいってなかった
のですね。へェー、という感じです。選手、
監督、コーチ、スタッフが一致結束してかち
とったリーグ優勝のように思ってましたが、
吉井解任とは穏やかではないですね。
中田は来年が勝負の年、大谷は大リーグへ
行くでしょうね。日ハムに入団すれば契約金
だってすごい金額をもらえるのに、これを
蹴ってマイナーからスタートするほうを選ぶ
のですから、熱く応援してやろうと思います。
まあ、メジャーへの昇格は2,3年先ですから
どうなるかわかりませんがね。
投稿: いづつや | 2012.11.05 23:37
そりゃ、前の監督のコーチ陣そのままですからね。
ヘッドコーチとピッチングコーチくらいは栗山監督の息のかかった人にしてあげたい。バッティングコーチは、日ハム一筋の田中さんだから良いかな、
星野楽天、田淵ヘッド解任ですね。それで、投手コーチは佐藤さんのまま。
まあ星野がやめれば、とも思いますがー。
投稿: oki | 2012.11.06 00:22
to okiさん
来年もパリーグは混戦になりそうですね。
投手力がよくて糸井と中田のいる日ハムの
連覇がなるか、ソフトバンクも攝津をはじめ
いい投手が揃ってますが打撃陣のてこ入れ
をしないと勝てないでしょうね。
ロッテ、オリックスも巻き返すでしょうから、
選手を萎縮させるばかりの星野では楽天は何年
やってもAクラスには上がれない。あそこの
オーナーは人をみる目がありません。
投稿: いづつや | 2012.11.07 00:06