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2012.10.21

一度見てみたいエトルタの断崖!

4371_2     モネの‘マヌポルト(エトルタ)’(1883年 メトロポリタン美)

4374_2     モネの‘エトルタ 荒海’(1883年 リヨン美)

4373_2     クールベの‘エトルタの断崖 嵐の後’(1870年 オルセー美)

4372_2     モネの‘エトルタの断崖’(1885年 クラーク美)

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フランスのノルマンディー地方を旅行したことはないが、モネ(1840~1926)の絵が大好きなのでもう何度も行ったような気になっている。旅心を刺激し続けているのがモネの故郷のル・アーブルから北へ20キロほどのところにあるエトルタ。多くの画家たちを惹きつけたここの海岸の断崖を一度みてみたい。

今東京都美で開かれている‘メトロポリタン美展’(10/4~1/4)に出品されている風景画のラインナップは本当にすばらしいが、モネファンなら‘マヌポルト(エトルタ)’がたまらないかもしれない。世の中には多くの人の心をとらえる景勝の地が数え切れないほどあるが、このマヌポルトと呼ばれる針穴状の通路がある断崖は目を見張らせる。

Metにあるものはクローズアップで描かれたこの断崖に今まさに小舟で近づいている感じ。海が荒れ大きな波が岩に激しくうちよせる様子を遠くから描いたのがリヨン美が所蔵する‘エトルタ 荒海’。この絵は2年前幸運にもパリのグランパレであった大回顧展でみることができた。ちなみに展覧会には60点くらいあるエトルタの絵のうち5点が集結した。

クールベ(1819~1877)も‘エトルタ 荒海’とほぼ同じところからこのすばらしい景観を描いている。オルセーで‘エトルタの断崖 嵐の後’をみたときは200%感動した。もし、2つの絵のうちひとつを差し上げますといわれたら、NOタイムでクールベを指差す。

‘マヌポルト’と同じくらい参っているのが‘エトルタの断崖’。これはエトルタ海岸の反対側からの景観だが、右に描かれた大きな穴はマヌポルトではなく別のものでアヴァル門という名がついている。左で上部に明るい陽光があたっているのはエギユ(針)島。

この絵は94年にあったモネ展(ブリジストン美)に公開されたが、嬉しいことに来年2月からはじまる三菱一号館美の‘奇蹟のクラーク・コレクション’展(2/9~5/26)にまたやって来る。開幕が待ち遠しい。

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コメント

メトロポリタン美術館展の『マヌポルト』は素晴らしいですね!

私もクールベ作の『エトルタの断崖』が大好きです。

そしてクラーク美術館のモネの同名作の海の色は、なんとも形容できない美しさですね。

投稿: ケンスケ | 2012.10.22 21:37

to ケンスケさん
Metにある‘マヌポルト’は激しい印象派の
代表的な絵ですが、これに対しクラーク美の絵
はまばゆいばかりの光につつまれた輝やける
印象派という感じですね。

クールベのエトルタも見事な風景画ですね。

投稿: いづつや | 2012.10.23 01:13

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