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2012.10.14

見逃せない三の丸尚蔵館の‘円山派展’!

4347_2     長澤芦雪の‘唐子睡眠図’(江戸時代中期)

4345_2     竹内栖鳳の‘和暖’(1924年)

4346_2     山元春挙の‘晴天鶴’(1916年)

4348_2    円山・四条派の系譜 ( )内の数字は入門年

今年は前半にビッグなものがあった日本美術の展覧会、後半はそれほど忙しくない。で、心踊る西洋絵画関連の特別展の合間をぬってお目当ての展覧会に足を運んでいる。

東京駅から近い三の丸尚蔵館(無料)では今、‘描き継ぐ日本美ー円山派の伝統と発展’(前期9/15~10/14、後期10/20~11/11)が開かれている。作品の数はいつものように多くはなく25点ほど、今日で前期は終了したが、円山応挙(1733~1795)は2点とも後期にでてくる。どちらもまだ縁がなかったので楽しみ。

長澤芦雪(1754~1799)の睡眠中の唐子を描いた作品が大変気に入っている。昨年3月府中市美で開催された‘江戸の人物画展’にも出品された。円山派は応挙をはじめ仔犬の絵がとてもいい。山口素絢の‘朝顔狗子図’にも心が和む。

今回この展覧会に出かけたのは京都画壇の中心的な画家山元春挙(1874~1933)の‘晴天鶴’をみるためだった。春挙が気になりだしたのは15年くらい前島根県の安来にある足立美で‘瑞祥’というタイトルのついた雄大な蓬莱山の絵をみてから。‘晴天鶴’で惹きこまれるのは高さを感じさせる山や岩と明快な群青。後期にもう1点でてくる。

会場に来て、これはいい絵に出くわしたと思ったのが竹内栖鳳(1864~1942)の‘和暖’。HPに載っていた題名と絵が結びつかなかったが、この絵は追っかけ画のひとつだった。栖鳳は動物や魚の絵の名手。この3頭の鹿もすごくいい。2年前は虎の絵をみて、今回は鹿。これらは献上されたものだから、画家の制作にかける意気込みがちがう。

ここにくるといつも収穫がある。今では美術館めぐりの欠かせない場所になっている。

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