« 横浜美の‘プーシキン美展’が来年復活! | トップページ | 心に刻まれるカエサルの言葉! »

2012.10.06

カラカラ浴場 ローマ人は入浴が大好き!

4322    カラカラ浴場

4323     ポンペイの浴場の乾式サウナ

週末に利用しているスイミングクラブにはサウナの部屋がある。水泳をしたあとここで汗を流している人が多い。だが、こうした人たちを横目にみながらいつもジャクジーで体をほぐしている。サウナは昔からダメなのである。

サウナは5分くらい?中にいてシャワーをあびて、また5分熱い部屋にじっとしていて時間がきたら冷たい水を浴びる。この繰り返し。この熱さにどうも耐えられない、息苦しくなって心臓がばくばくしてくる。サウナ好きの人はこのあと飲むビールがたまらないという、ビールの美味さは人一倍知っているがあの苦行にダウンしてしまってはビールどころではなくなる。

古代ローマ人は紀元前1世紀のはじめころ、大浴場に親しんでいた。ヴェスヴィオ火山近くの海岸沿いでは温泉の蒸気を利用して病気を治療する習慣が昔からあった。これをみたある裕福な商人が地下で炉を燃やし、床下や壁の間に熱を伝えることによって、天然の発汗室を再現できると考えつく。これがローマの大浴場のはじまり。

ローマは幾度か訪問したのにまだカラカラ浴場跡には行ってない。これを造営したのはあの悪名高いカラカラ帝(188~217)。歴代の皇帝は皆後世に自分の名をとどめることに心を砕いたが、カラカラ帝の野心は公共浴場の建設にむいた。212年に着工し4年という短い期間で完成させた。

この大浴場は一度に2000人を収容する大規模なものだった。浴室、サウナ、プール、トレーニングルームがあり、さらに図書室、会議室、庭園まで備わっていた。今ならレジャー施設と文化センターが一緒になったようなところである。無料ではないがごく庶民的な料金だから人々にとっては午後のひと時をすごす憩いの場だった。裕福な者も奴隷も、職人も兵士も、男も女も、老人も子供もいる。

ポンペイ遺跡で乾式サウナをみたことがあるが、カラカラ浴場のものもこれと同じ。サウナで汗を流している人たちの姿を思い浮かべてみたが、苦痛で顔がゆがめている者はいなかった。

|

« 横浜美の‘プーシキン美展’が来年復活! | トップページ | 心に刻まれるカエサルの言葉! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カラカラ浴場 ローマ人は入浴が大好き!:

« 横浜美の‘プーシキン美展’が来年復活! | トップページ | 心に刻まれるカエサルの言葉! »