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2012.10.31

メトロポリタンのゴッホ!

4403_2          ‘ジヌー夫人(アルルの女)’(1888年)

4402_2     ‘アイリス’(1890年)

4401_2     ‘糸杉のある麦畑’(1889年)

4400_2     ‘初歩き(ミレーによる)’(1890年)

ニューヨークのメトロポリタン美は印象派やポスト印象派のコレクションが大変充実している。では、それらの作品はどのくらいみれるのか、現在東京都美で開かれている‘メトロポリタン美展’(10/4~1/4)へ足を運ばれて、ひとつ現地に出かけてみるかという気持ちになられた方もいるかもしれないので08年のときの体験をお話したい。

今回‘糸杉’とミレーの模写‘初歩き’の2点が公開されているゴッホは7点、ゴーギャン5点、スーラ6点、マネ7点、ロートレック5点。これより多いのはセザンヌ8点、ドガ8点、ルノワール9点、そしてモネは最も多く16点。そのほかの画家ではシニャック、クロスが2点ずつ、バジール、カイユボット、モリゾは1点のみ。トータルすると78点。もちろん、作品はこれで全部ということはない。収蔵庫におさまっているのもあるから、コレクション全体としてはこれより多い。

Metにあるゴッホで最も惹かれているのは‘ジヌー夫人’と‘アイリス’。‘ジヌー夫人’はゴッホが1年3ヶ月いたアルル時代に描かれた作品。背景の鮮やかな黄色の色面にくっきり浮かび上がるカフェの女主人の姿が強く印象に残る。オルセーに同じ構成のものがあるが、Metの出来栄えを10点とすると3点くらい。オルセー作品は贋作という説に激しく同意している。

好きなアイリスの絵は3点ある。Met、ゴッホ美、そしてポール・ゲティ美が所蔵しており、どれもすばらしい。まだ縁のないポール・ゲティのアイリスは現在のゴッホ追っかけ画の最上位グループに登録している。ロサンゼルス旅行を早く実現したいのはじつはこの絵がみたいから。

‘アイリス’同様、‘糸杉のある麦畑’もサンレミの療養院にいるときに描かれた。この絵には別ヴァージョンが3点あり、ロンドンのナショナル・ギャラリーと個人がもっている。

東京都美に今飾ってある‘初歩き’はみててほっとする絵。ミレーの原画はどこかでみたような気がするが、、ボストンorオルセー?療養所では風景画は描けても人物はモデルがいないから手がけられない。で、ゴッホはミレーやレンブラントやドラクロアの絵を模写し、自分流の作品に仕上げている。この絵もその一枚。

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