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2012.09.23

アメリカ人に愛される鈴木其一の‘朝顔図屏風’!

4314_2     鈴木其一の‘朝顔図屏風’(19世紀 メトロポリタン美)

4315_2      左隻

4316_2      花の拡大図

BSプレミアムの美術番組‘極上美の饗宴’を毎回楽しくみている。今日は2週間前に放送された‘メトロポリタン美(2)’でスポットをあてられた鈴木其一(1796~1858)の‘朝顔図屏風’(六曲一双)について少しばかり。

4年前に書いた其一の記事(拙ブログ08/7/22)に8/3NYに滞在されていた竹内友章さんからコメントがあり、メトロポリタン美で‘朝顔図’が展示されていることを知った。また、中村獅童が知人の方にインタビューし、それがいずれ放送されるということも書き添えてあった。そのときは獅童の話は何のことかわからなかったが、この番組のことだった!

朝顔図は5月頃からはじまった琳派展で最も人気のある作品だという(展示はすでに終了)。展覧会の様子を映した映像はちらっとだったが、そのなかに2年前里帰りしたギッターコレクション展(千葉市美)で出品された神坂雪佳の‘百々世草’や08年の‘大琳派展’(東博)にでた酒井抱一の‘柿図屏風’(MET)があった。

察するにMETが所蔵する光琳や抱一など自慢の琳派コレクションを軸に全米にある優品をごそっと集結させたのではなかろうか(会期は来年の1/13まで)。そうした作品のなかで多くの人々の目を楽しませているのが其一の朝顔。この情報はとても刺激的。

この朝顔図はこれまで日本で幸運にも2度みる機会があり200%参っている作品だから我が意をえたりという感じだが、断トツの人気というのは想像を超えていた。朝顔の明るくて深い青とデザイン性の高い造形がポップな感覚を感じさせるのかもしれない。

其一の作品全体をみて絵がもっているインパクト度の強さからいうと根津美にある‘夏秋渓流図屏風’とこの‘朝顔図’が双璧。ともに背景の金箔、葉や花の緑青、群青の目に訴える力には半端ではない強さがある。そして、圧倒的な明るさとダイナミックな構図。

またあの朝顔の透き通る光の輝きを真近でみてみたい。

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