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2012.08.15

ついつい足が向かう‘上村松園と鏑木清方’展!

4179_2     上村松園の‘青眉’(1934年 吉野石膏)

4177_2     上村松園の‘新蛍’(1944年 東近美)

4178_2     鏑木清方の‘鰯’(1927年 東近美)

4176_2                鏑木清方の‘権八小紫’(昭和初期 光記念館)

平塚市美はHPで企画展を定点観測している美術館のひとつ。ここで行われる作家の回顧展はハズレがないので関心のある作家のときは必ず出かけることにしている。昨年は‘伊東深水展’があり、今年は‘上村松園と鏑木清方展’(7/21~9/2)。美人画のビッグ2とくればついつい足が向かう。

上村松園(1875~1949)は2年前決定版の回顧展が東近美で行われ、鏑木清方(1878~1972)についても4,5年前サントリー美に名品が結集した。二人の描く女性の絵は特別な磁力を発しており、いつも深く魅せられる。

作品の数は松園が29点、清方が38点、このうちプラスαは9点あった。好きな画家なので新しい作品に遭遇すると充実した気分になる。これまでみた作品は画集によく載っている名品がズラリと揃う。

松園の‘青眉’と‘新蛍’は構図にとても惹かれる作品。‘青眉’は女性のさしている傘の描写に安堵するバランス感がうかがわれ、‘新蛍’は余白をたっぷりとった画面に蛍をじっとみつめる赤い帯の女性の姿がじつに優雅に描かれている。

清方の‘鰯’は明治のころに生きた人々の暮らしの一こまを切り取った作品。ぼてふりの少年と女性の会話が聞こえてくるよう。風俗画はほかに‘朝夕安居’や‘明治風俗十二ヶ月’もでている。

清方の新規作品の収穫は光記念館が所蔵する‘神田祭’と‘今様浅妻舟’。浮世絵をみている感じなのが‘権八小紫’。若衆の着ている衣裳の紫が目に沁みた。これも光記念館蔵。もう一点、‘稔りの秋’といういい絵がでている。これは見てのお楽しみ!

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