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2012.08.23

ワシントン フリーア美の忘れもの!

4199_2     俵屋宗達の‘松島図屏風’(右隻 17世紀)

4200_2     俵屋宗達の‘松島図屏風’(左隻 17世紀)

4201_2     俵屋宗達の‘雲龍図屏風’(左隻 17世紀前半)

4202_2     葛飾北斎の‘富士と笛吹童図’(1839年)

国内にある日本画で追っかけが継続中の作品は数点になったので、今は展覧会に出かけて大興奮ということは少なくなった。そのため、鑑賞エネルギーは海外の美術館にある作品をみるためにこつこつと蓄積している。

そうしたみたくてしょうがない日本画の傑作の数々については‘夢の里帰り展’でいくつか紹介した。そのなかで思い入れの強い作品があるのがワシントンのフリーア美。08年に訪問したときは北斎の‘雷神図’、‘玉川六景’などが飾ってあった。はじめての体験で北斎の貴重な肉筆画をみれたのは幸運だった。

所蔵作品はチャールズ・フリーア(1854~1919)の遺言により門外不出とされているので、ここへ来なければ願いが叶えられない。死ぬまでになんとしてもみたい絵が3点ある。俵屋宗達(?~1630?)の‘松島図屏風’、‘雲龍図屏風’、そして北斎(1760~1849)の肉筆画‘富士と笛吹童図’。

この春ボストン美から尾形光琳の同名の絵が里帰りした。これは何度も日本にやってくるのに、光琳の絵のもとになった宗達のものは現地に出向かないとみれない。この日本にあったら国宝間違いなしの華麗な海の絵は画集で目にし美術番組にも度々登場するのでおおよその感触はつかめている。それでも、やはり本物の前に立たないと心は満たされない。

宗達はもうひとつ見ごたえのある龍の絵がある。この龍の足の描き方は国宝‘風神雷神図屏風’の雷神の手や足の構えとよく似ている。これも最接近してみてみたい。

‘富士と笛吹童図’は北斎80歳のときの作品。こんなすばらしい構図の絵が日本でみることができないのが残念でならない!この絵葉書はミュージアムショップの目玉商品のひとつ。居合わせたアメリカ人も買っていた。富士を眺める童子をこういう風に配置するアイデアは並みの頭の中からは生まれてこない。北斎の構成力はつくづくスゴイなと思う。

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コメント

この北斎の作品は初めて知りました。
構図が特に好いですね。小生もいつか見てみたいものです。また一つ目標が増えました。有難うございます。
(猛暑が続きますが、どうずご自愛ください。)

投稿: 青江 | 2012.08.24 20:58

to 青江さん
北斎の‘富士と笛吹童図’、一度みたら惚れ
込みますね。‘神奈川沖浪裏’と同じくらい
好きです。

フリーアではこの絵と‘松島図’が一緒にみれ
ればいいのですが。夢を追っかけようと思い
ます。浮世絵好きの青江さんに喜んでもらって
よかったです。

投稿: いづつや | 2012.08.24 23:19

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