祝 400メートルメドレー男子銀メダル、女子銅メダル獲得!
競泳の最後を飾る400メートルメドレーリレーで日本チームは男子が銀メダル、女子が銅メダルを獲得した。拍手々!
朝4時頃からまず女子がはじまった。バラフライの寺川、平泳ぎの鈴木はうまく泳ぎ、3番手のバタフライの加藤に3位でリレーした。メダルを獲る作戦としては鈴木は2位につけて加藤につなぎたいところだったが、貯金がなくてバタフライになった。
加藤は相当のプレッシャーだったと思うが、すごいがんばりをみせた。前を行くアメリカ、オーストラリアと大きく離されることなく、また後ろから追い上げてくるロシアや中国にも差をつめさせない。そして、最終泳者上田へつなげた。
小さい加藤に対して上田は背の高い選手。こういう体格だからクロールも元気一杯。大勢の人の応援で力が倍増したのか、そのまま力泳をつづけ見事3位でゴール。ついにシドニー以来の銅メダルを獲得した。水泳のメドレーリレーはいつもすごく興奮するが、今回は‘がんばれ、がんばれ!’を連発した。本当によかった。
男子もすばらしかった。3位は想像していたが、アメリカにつぐ2位になるとは思ってもいなかった。入江の背泳ぎは予定通り、ほぼ1位でリレー、ひきついだ北島が底力をみせつけた。はじめからグイグイとばしラスト20メートルくらいでアメリカのハンセンをおさえ1位になった。
ここからの松田、藤井のがんばりもすごかった。松田はやはり実力者。フェルプスとまったく互角の泳ぎをみせるのだから立派。ここまで2位でつないでくると最後の藤井も敗けるわけにいかない。北島に‘落ち着いていけ’といわれたそうだが、終盤にバテることなく全力で泳ぎきり2位をオーストラリアに譲らなかった。この銀は価値がある。
日本チームはメダルを全部で11個とった。銀3個、銅8個。入江の200メートル、松田の200メートルで金メダルが実現しなかったのは残念だが、金がなくてもこれだけメダルを獲ると腹のそこから嬉しくなる。今回ほど水泳が楽しかったことはない。世界も日本の水泳の強さに目を見張ったにちがいない。
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