シチリア、マルタにあるカラヴァッジョ!
‘聖ルチアの埋葬’(1608年 シラクーザ ベッローモ州立美)
‘洗礼者ヨハネの斬首’(1608年 マルタ島ヴァレッタ サン・ジョヴァンニ大聖堂)
‘執筆する聖ヒエロニムス’(1607~08年 ヴァレッタ サン・ジョヴァンニ大聖堂)
シチリアへ一度行ってみたいのはコンコルディア神殿のような壮大な古代遺跡があるからだが、もうひとつ特別な絵画めぐりをこの島でしたいため。それは大好きなカラヴァッジョ(1571~1610)の作品。
シチリアにあるカラヴァッジョは3点、メッシーナに2点、シラクーザに1点、パレルモには‘生誕’(1609年)があったが、1969年にマフィアによって盗まれいまだに行方知れず。
10年にローマで開催された大カラヴァッジョ展にメッシーナ州立美が所蔵するもうひとつの作品‘羊飼いの礼拝’(1608~09年)が公開された。とても大きな絵で、息を呑んでみたのを昨日のことのように思い出す。このときシラクーザにある‘聖ルチアの埋葬’も出品されたが、展示替えでみれなかった。惜しいことをした。
カラヴァッジョ作品をコンプリートすることを夢見ているが、まだ15点くらい残っている。イタリアに9点ある。このなかには個人蔵や観光ルートから外れる街にあったりするから、行動すればみれそうなのはナポリ2点、シチリア2点、マルタ2点の6点。
シラクーザから南へ150kmくらいのところにあるマルタ島にもいつか足を踏み入れたいと思っている。ここはシチリアとは違って関心の的は200%カラヴァッジョの絵。ヴァレッタのサン・ジョヴァンニ大聖堂へいくと念願の‘洗礼者ヨハネの斬首’がみれる。大きな絵の前に立ったら心臓がばくばくするかもしれない。
シチリアとは別にマルタツアーもしっかり用意されているから、決断すればこの絵や‘聖ヒエロニムス’にも会える。でも、何事も一足飛びには実現しないので前の橋から渡っていきたい。
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