« ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(1)! | トップページ | ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(3)! »

2012.08.18

ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(2)!

4184     スーラの‘オンフルールの夕暮れ’(1886年)

4185     バルテュスの‘街路’(1933年)

4186     ルオーの‘3人の裁判官’(1913年)

4187     ブラックの‘マンドリンをもつ女’(1937年)

スーラ(1859~1891)の点描画はオランダのクレラー=ミュラー美の所蔵するコレクションを昨年の秋に運良く全部みれたので、ヨーロッパにある作品はひと段落ついた。で、心はアメリカの美術館に移っている。

‘夢の美術館’で紹介したようにアメリカにはスーラが好きなコレクターが数多くおり、
MoMAにも4点ある。だが、これまでみたのは日本にやってきた‘グラヴリーヌの運河、夕暮れ’のみ。‘オンフルールの夕暮れ’など3点がお揃いで現れてくれるのが理想だが、いつも展示されているかはわからない。直感的にはローテーション展示されているような気がする。

次にこの美術館を訪問したとき重点鑑賞作品にしているのがバルテュス(1908~2001)の‘街路’。これは25歳のとき開いたデビュー展に出展した5点のうちの一枚で最も高い評価を得た。人物の配置は綿密な幾何学的な計算によって構成されており、静けさのなかからでてくる動きの感じに魅せられる。

過去に出かけたときはバルテュスはかすりもしなかったが、今は回顧展に遭遇することを強く願うようになった。が、この画家の場合、大半は個人が所蔵してのでこれは夢のまた夢。だから、貴重な鑑賞機会であるこの絵は大事にしたい。

ルオー(1871~1958)は画集に載っている代表作はまだ2割くらいしかみていない。そのため、鑑賞のエネルギーを内には多くためこんでいるのになかなか縁がない。08年の美術館めぐりではシカゴ、ワシントン、ボストンで姿を現してくれなかった。‘3人の裁判官’と似たような絵を出光か汐留ミュージアムでみたが、絵の魅力はMoMAのほうがある。

ブラック(1882~1963)の‘マンドリンをもつ女’は現地でみたのかもしれないが、その実感がないので追っかけ画にしている。具象っぽい人物画なので絵にはすっと入っていける。女性の輪郭はマティスのデッサンを彷彿とさせる。

|

« ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(1)! | トップページ | ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(3)! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/55454392

この記事へのトラックバック一覧です: ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(2)!:

« ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(1)! | トップページ | ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(3)! »