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2012.08.20

ニューヨーク近代美術館(MoMA)の忘れもの(4)!

4192      マレーヴィチの‘シュプレマティスト・コンポジション 飛ぶ飛行機’(1915年)

4195     モンドリアンの‘ヴィクトリー・ブギウギ’(1943~44年)

4193     ニューマンの‘英雄的にして崇高な人’(1950~51年)

4194     レジェの‘大きなジュリー’(1945年)

現在、MoMAでは作品がどういう風に展示されているのかわからない。心の中にあるお目当ての作品を実際にみることができるのか、それとも倉庫の中に眠っているのか、大いに気になるところ。

とくに知りたいのが注目をあびている現代アートティストの作品の展示にあてられているスペース。このウェートが大きいと近・現代絵画の分野で早い時期に登場したアヴァンギャルド作家たちの作品を展示するスペースが確保されているのか心配になってくる。

手元の美術本を開くとロシア出身のマレーヴィチ(1878~1935)の代表作はMoMAとアムステルダム市美に多く集まっている。アムス市美はまだ訪問したことがなく、2度の体験があるMoMAでも有名なシュプレマティズム作品‘飛ぶ飛行機’や‘白の上の白’をみていない。このため、円筒形のフォルムで印象づけられる人物がでてくる作品に少しは目が慣れているとはいえ、抽象画家マレーヴィチは知らないも同然。いつになったらこのすっきり抽象画を楽しめるだろうか。

晩年のモンドリアン(1872~1944)はその明るい黄色の線が目に焼きつく賑やかな作品で人気作家へと登りつめた。誰もが知っている‘ブロードウエイ・ブギウギ’(1942~43)と未完の別ヴァージョン‘ヴィクトリー・ブギウギ’。‘ヴィクトリー’のほうは普段は倉庫にしまわれているのだろうか?

‘ブロードウエイ・ブギウギ’は近代アメリカのイメージにピッタリの絵。はじめてみたとき大変感動した。抽象画なのに黄色と赤の線の縦横の組み合わせが具象画以上にイメージを掻きたて楽しい気分にさせてくれる。具象、抽象の枠をこえた絵画史上の金字塔ではないかと思う。

赤の大きな色面がどーんと目のなかに入ってくるニューマン(1905~1970)は20年前はまったく知らなかった作家。作品をまとまった形でみたのは2年前川村記念美で開催された回顧展のみ。ロスコやニューマンはやはりアメリカの美術館をまわらないと近づけない。

レジェ(1881~1955)はパリのポンピドーで何度も体験したから、その画風は体のなかにかなり沁み込んでいる。‘大きなジュリー’はみたかどうか記憶があやふや。彫刻的な人物のフォルムは皆同じにみえるから、画面に描かれた蝶を見落としたのかもしれない。

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