祝 柔道松本 金メダル 競泳寺川、鈴木 銅メダル獲得!
ロンドン五輪は30日、日本選手のメダル獲得が続いた。拍手々!日本とロンドンの時差が8時間あるためその快挙を見とどけるには睡眠時間の調整を強いられるが、選手たちのすばらしい活躍で眠気も吹っ飛んだ。
女子柔道は二日連続でメダルなし、こうなうると金メダルを獲る選手がでてくるのだろうかと心配になってくる。が、そこは日本のお家芸の柔道、役者がいました、いました!57キロ級の松本薫。はじめてみる選手だが、対戦相手を鋭い視線でみつめる姿はまるで獲物を狙うジャッカルのよう。
試合をみているうちに、素人ながらこれは金メダルを獲るな、と思えてきた。スタミナはあるし、戦闘スピリッツはとぎれず、技もいろいろでる。予想通り、見事決勝戦でルーマニアの選手を破った。意外だが、7階級のなかで57キロ級での金は松本がはじめてだった。
男子の73キロは中矢力が優勝するような予感がしたが、ダメだった。初日の平岡に続いてロシアの選手に敗けて銀メダル。柔道は金をとらないと皆うれしそうな顔をしない。でも、それまでの戦いは強さを印象づける立派な柔道だった。
金メダリストが誕生したので、後の競技の応援にも力が入る。すごく楽しみにしていたのが3時半からはじまった競泳。5時ごろまでみていた。注目は男女百メートルの背泳ぎ。まず、寺川綾が日本新記録で3位に入った。夕刊の記事を読むと寺川はコーチらからアドバイスされたことが全部できたという。本当にすばらしい!8位に終わったアテネから8年、念願のメダルを手に入れた寺川、スポーツ選手には夫々の物語がある。
男子は期待の入江陵介が予想通り銅メダルを獲った。サプライズはその後にあったレース、女子百メートル平泳ぎ。8コースで泳いだ鈴木聡美が後半にすごい追い上げをみせなんと3位に食い込んだ。視線は優勝した15歳の選手とアメリカの選手の争いに釘づけになっていたので、鈴木がフィニッシュした瞬間を見逃した。
レース後のインタビューで鈴木は涙を流す寺川とは違って、喜びを満面にたたえた明るい笑顔。とてもチャーミング。200メートルのランクが2位というから、このレースではスタートから最後のタッチまで目を離さず応援したい。
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