メトロポリタン美の忘れもの!
ビーアスタットの‘ロッキー山脈 ランダーズピーク’(1863年)
今、大盛況の‘マウリッツハイス美展’が行われている東京都美。このあとは‘メトロポリタン美展’(10/6~1/4)。美術館の正面を使ったチラシはずいぶん前からファイルしているのに、作品の載ったものがまだでてこない。
okiさんの情報によるとレンブラントの‘フローラ’、ゴッホの‘糸杉’がやってくるらしいが、出品作の全貌はまだみえてこない。手元にあるチラシには二人のほかにビッグネームがずらずらと並んでいる。
コンスタブル、ターナー、ミレー、クールベ、セザンヌ、モネ、ルドン、ゴーギャン、ルソー、ティファニー、ホッパー、オキーフ、バルチュス、杉本博司。
ターナー(1775~1851)の絵が‘ヴェネツィア 大運河’だったら願ったり叶ったり。ミレーなどやってきて欲しい作品を勝手に選ぶとこうなる。
コンスタブル‘ソールズベリー大聖堂’、ミレー‘干し草の山’、クールベ‘女とオウム’、セザンヌ‘レスタックからみたマルセイユ湾’、モネ‘サンタドレスの庭園’、ホッパー‘夜明けの灯台’、ゴーギャン‘イア・オラナ・マリア’、ルソー‘ライオンの食事’、オキーフ‘赤、白、青’、バルテュス‘山’
ハドソンリバー派の作品が日本にくる可能性はほとんどないので、この絵は現地でしかみれない。ビーアスタット(1830~1902)の‘ロッキー山脈’はコール(1801~1848)の‘雷雨のあとのポウリオウク山から’(拙ブログ11/7/4)同様、次回でかけたとき真っ先にみにいこうと思っている絵。
08年METを訪問したとき残念ながら会えなかったのがフラゴナール(1732~1806)の‘恋文’、こちらを振り向く姿が気になってしょうがない。ワシントンナショナルギャラリーでは‘読書する少女’、そしてMETではこの絵。このすばらしい傑作をみないとロココは済みにならない。
ベックマン(1884~1855)の10点ある三連画のひとつ‘始まり’を知ったのは2年前のこと。どうもこれはみた覚えがない。ドイツ表現主義はノルディの絵も縁がなかったので、次は見逃さないようにしたい。
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コメント
私の大好きなターナーの『ヴェネツィアの大運河』を載せていただき、ありがとうございます!
ビーアスタットも大好きです。
メトロポリタンには三度行ったのですが、好きな絵がたくさんあります。
ブリューゲルの『穀物の収穫』、グレコの『トレド風景』、レンブラントの『東方装束の男』、フェルメールの『窓辺で水差しを持つ女』、ダビッドの『ソクラテスの死』、ゴヤの『マヌエル・オソーリオ・イ・ス―二ガ』、マネの『スペイン人の歌手』、モネの『サンタドレスの庭園』など特に好きですが、ほかにも美術史的に有名な画家の数々の一級品がありますね!
メトロポリタン美術館展も楽しみにしています!
投稿: ケンスケ | 2012.07.31 21:08
to ケンスケさん
東京都美のMET展楽しみですね。
どの作品を展示するかで最後の最後まで協議
しているのでしょうか。
勝手に選んだものは全部館の図録に載って
いる名画ですから、究極の大MET展といって
もいいラインナップですが、はたして何点やっ
てくるでしょうか?
あげられた作品でブリューゲル、グレコ、
フェルメール、ゴヤ、モネは200%同じ思い
です。
投稿: いづつや | 2012.07.31 22:48