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2012.07.19

3度目の‘紅型展’!

4090_2      国宝‘白地松皮菱繋ぎに松桜楓亀模様衣裳’(18~19世紀)

4091_2      国宝‘水色地菱繋ぎに松梅楓鳥模様衣裳’(部分 18~19世紀)

4092_2     ‘黄色地松枝垂桜燕流水菖蒲鶴亀模様衣裳’(19世紀)

4093_2      ‘桔梗色地波に梅笹模様衣裳’(19世紀)

サントリー美で行われている‘紅型展’(6/13~7/22)へまた出かけてきた。3回もみたのは最初の鑑賞(拙ブログ6/15)でわかった国宝10点を全部目に焼きつけたかったから。これで出品作は型紙も含めて241点すべてみたことになる。

7/4も昨日も大勢の人がいた。その9割は女性。先月日曜美術館で取り上げられたことも紅型への関心を高めているかもしれない。今展示されてる国宝は最後の3点、すでにみている7点同様、色の明るさや模様の細かさ、丁寧な仕上げはやはり群を抜いていい。

時間をかけてみたのは‘水色地菱繋ぎに松梅楓鳥模様衣裳’。よくみると、小鳥は風に舞う楓の葉に呼応するかのように軽快に飛んでいる。そして、ところどころに気泡を思わせる白い点々。すごくシックでエレガントな意匠にぐぐっと惹きこまれた。

那覇市歴史博物館に所蔵されている国宝の紅型が全部で何点あるのかわからないが、この度の10点のなかに最高傑作が入ってなかった。じつは7/4にこの展覧会をみたあと、06年7月に収録したEテレの‘美の壺 沖縄の染織’を久しぶりに再生してみた。すると紅型はみるからにすばらしい‘紅色地龍宝瑞雲模様衣裳’がでてきた。ううーん、この龍がみたかった!王家に伝わった紅型が国宝に指定されたのはこの番組が放送された06年。

サントリー美の企画展でいつも感心するのはいい作品がドドーとでてくること。‘日本にある有名なものは全部集めました、どうかお楽しみ下さい!’この旺盛なサービス精神はとても好感がもてる。今回は自館のもの以外では沖縄市歴博をはじめとして、東博、静岡市立芹沢銈介美、日本民藝館、女子美術大美、松坂屋コレクションなどから評価の高い優品をずらっと揃えた。拍手をしたくなる。

国宝とともに期待していた松坂屋コレクションは8点が新たに展示された。足がとまったのは‘桔梗色地波に梅笹模様衣裳’、エルメスのネクタイを手がけるデザイナーが好みそうな色合いかなと思った。紅型というとすぐイメージする黄色地の下のほうに鶴が賑やかに並んでいる衣裳は7/4から展示されているもの。また沖縄の心を感じながら、しばらくいい気持ちでながめていた。

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