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2012.06.27

夢の美術館! ノーサンプトン スミスカレッジ美

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4013_2     モネの‘ブージヴァルを流れるセーヌ河の夕暮れ’(1870年)

4012_2     モネの‘芥子畑’(1890年)

4011_2     アンリ・ルソーの‘オワーズ川の岸辺’(1908年)

4014_2         クールベの‘ノドラー氏の肖像’(1865年)

女子大のスミスカレッジのあるノーサンプトンは地図(拡大で)をみるとマサチューセッツ州のちょうど真ん中あたり。コネティカット州のハートフォードからはルート91を65kmくらい進むと到着する感じ。

もしこの街を訪ねるとしたらNYから長距離バスに乗るのがいいのか、それともボストンへシャトル便で飛びそこからバスでめざしたらいいのか、いろいろ情報を仕入れなければならない。直感では直接バスでむかうのがよさそうな気もする。

スミスカレッジの美術館を知ったのは今から22年前。1990年、ロンドンのロイヤルアカデミーでモネ(1840~1926)の‘連作展’というビッグな回顧展が開催され、この美術館からも‘芥子畑’と‘ルーアン大聖堂’が出品された。‘ルーアン大聖堂’のほうは記憶がだいぶ薄れているが、明るて太陽の光がまぶしい‘芥子畑’は今も目に焼きついている。

そして、10年パリのグランパレであった‘モネ展’にもこの美術館のものがでてきた。黄金色と赤に染まった夕暮れ時の空に思わず足がとまった‘ブージヴァルを流れるセーヌ河の夕暮れ’。こういう美術史に残るエポック的な大回顧展に展示される絵というのは野球のオールスターゲームに出場する選手のようなもの。だから、スミスカレッジにあるモネは一見する価値のある作品といっていい。

ここにあるアンリ・ルソー(1844~910)の絵がとても気になる。これをみると幼い頃広場とか空き地に小さな池をつくり、紙製の舟を浮かばせて楽しんだ泥遊びを思い出す。

この美術館も含めてアメリカにはルソーの絵が数多くある。ざっとあげてみると、メトロポリタン、MoMA、グッゲンハイム、フィラデルフィア、バーンズコレクション、シカゴ、クリーブランド、オルブライト=ノックス、コロンバス、ワシントンナショナルギャラリー、フィリップスコレクション、ヴァージニア、ノートンサイモン。

このうち日本でお目にかかったのは‘眠るジプシー女’(MoMA)、‘ライオンの食事’(MET)、‘花瓶と蔦の枝’(オルブライト=ノックス)、‘陽気なおどけものたち’(フィラデルフィア)、‘虎に襲われる兵士’、‘不愉快な出会い’、‘熱帯の森を散歩する女’(いずれもバーンズコレクション)、‘アンリ4世河岸からみたノートル・ダム’(フィリップスコレクション)。

スミスカレッジのコレクションで驚かされるのはクールベ(1819~1877)の肖像画。これはパリとMETであったクールベの回顧展(08年)でみたが、印象派だけでなくこんないい絵も所蔵していた。現地を訪問したらサプライズがいろいろあるかもしれない。

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コメント

今回も驚きました、というより圧倒されました。田舎の大学美術館にこんなすごい絵があるんですから。

モネとアンリ・ルソーの作品は色彩がすばらしく、特に空の色がいいですね!

クールベの肖像も、大美術館にあってもおかしくない立派な作品。

感服のほかありません。

投稿: ケンスケ | 2012.06.28 20:59

to ケンスケさん
モネファンのため大きな回顧展に作品が登場
するスミスカレッジ美には昔から関心をもって
ました。

ここにあげたもの以外でもいいのがありそう
ですね。

投稿: いづつや | 2012.06.29 01:03

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