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2012.06.07

夢の美術館! ダラス美術館

3932_2     モネの‘ラヴァクールのセーヌ河’(1880年)

3931_2     ホッパーの‘灯台のある丘’(1927年)

3934_3        アンリ・ルソーの‘サン・クルー橋近くの野辺の捨て子’(1898年)

3933_2                 ポロックの‘大聖堂’(1947年)

テキサス州のダラスというとすぐ連想するのがアメリカンフットボールの‘ダラス カウボーイズ’。アメフトのゲームを大リーグのようにTVでみているわけではないが、スポーツ情報にはいつも反応しているのでこのチームがフットボールの代名詞として強く記憶されている。でも、最近のスーパーボールのチャンピオンには名を連ねてなかったような気がするが、今は強くない?

アメリカの大都市の人口については3位までは数はともかくすっといえる。NY、LA、シカゴ。そのあとはイメージできない。ダラスは2010年の人口統計によると120万人で9番目。テキサス州では一番多いかと思っていたが、ヒューストンだった。210万人でアメリカ全体では4位、そしてサンアントニオもダラスより多く133万人で7番目。

ダラス・フォートワース国際空港は全米屈指の巨大空港らしい。アメリカの街に関する情報がひとつふたつと入ってくると、広い国アメリカという心理的な重しがとれ見知らぬ街へ乗り出してみようかなという気になる。

ダラス美術館は100万をこえる人々がいる街にある美術館だから、いい作品が揃っているにちがいない。これまでここの作品は2点しか縁がないが、どちらも心を奪われる傑作だった。ひとつはモネ(1840~1926)の大回顧展(2010年 パリ グランパレ)でみた‘ラヴェクールのセーヌ河’、もう1点は08年シカゴ美に出品されていたホッパー(1882~1967)の‘灯台のある丘’。

モネは水面に反射した空や木々、建物を描いた作品をいくつも残しているが、ダラス美にあるこの絵は光の表情がじつに細やかで腹の底から痺れた。そして、ホッパーの灯台も忘れられない。灯台にあたる強い光と野原にできた暗い影の強烈な対比が目に焼きついている。人の気配の感じられない静謐な世界。でも、どことなく淋しいからこういう風景をみると自分の人生をついふりかえってしまうかもしれない。

気になるのはアンリ・ルソー(1884~1910)の捨て子の絵。フィラデルフィア美、クリーブランド美、シカゴ美、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなどにもルソーの追っかけ画があるが、アメリカの美術館をまわるとルソーは一気に済みマークがつけられる。

ポロック(1912~1956)の傑作がここにもある。現代アーティストのいい作品はアメリカのコレクターがしっかり集めているから、ほかにもサプライズが待ち受けているような気がする。どうだろうか?

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