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2012.06.19

夢の美術館! ボルティモア ウォルターズ美

3980_2     アングルの‘奴隷のいるオダリスク’(1842年)

3981_2        アングルの‘オイディプスとスフィンクス’(1864年)

3983_2     ジェロームの‘ローマの奴隷市場’(1884年)

3982_2        マネの‘カフェにて’(1878年)

ボルティモアではマティスやゴーギャンの傑作があるボルティモア美(拙ブログ5/31)が有名だが、もうひとつあるウォルターズ美も美術本に登場する。

二つの美術館が街のどこにあるかはまだ調べてない。そのまえにNYから南西およそ260kmのところにあるボルティモアへはどの交通機関でいくのか。ケンスケさんに教えてもらった長距離バス、グレイハウンドに乗ると3時間くらいで着きそうな感じ、すると日帰りでボルティモア美術館めぐりが楽しめそう。

また、NYから一度体験したことのあるシャトル便でワシントンへ飛びそこからグレイハウンドを利用してボルティモアへむかうという方法もありそう。でも、はじめからグレイハウンドで行くのと較べてあまり時間短縮にならなかったりしするかもしれないので、実際にでかけるときはそのあたりの情報を仕入れておく必要がある。

ウォルターズで最も惹かれるのはアングル(1780~1867)の2点。‘奴隷のいるオダリスク’は02年日本にやってきたフォッグ美蔵の同名の作品の3年後に描かれた別バージョン。背景が室内から屋外に変わり、じゅうたんの模様がちがったものになっている以外はほとんど同じに描かれている。

アングルは28歳のとき描いた‘オイディプスとスフィンクス’(ルーヴル美)を84歳でまた描いている。今度はオイディプスは右向きでスフィンクスと向き合っており、プッサンの‘アルカディアの羊飼いたち’(ルーヴル美)にでてくる羊飼いと同じポーズで描かれている。

ジェローム(1824~1904)の作品をみたのはほんの数点。08年メトロポリタンで遭遇した‘ピグマリオン’(08/5/13)はお気に入りの一枚だが、‘ローマの奴隷市場’にみられる精緻な写実表現も鑑賞意欲を刺激する。ここには‘カエサルの死’というジェロームが得意とした歴史画もある。

印象派はマネ(1832~1883)の‘カフェにて’しか情報がないが、この絵はよさそう。アメリカ人コレクターは印象派が好きだから、ほかにもサプライズがあるにちがいない。

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コメント

いづつやさん、こんにちは。

ボルティモアに行ったことはないんですが、ここのアングルは素晴らしいですね。

フォッグ美術館やルーブルにある作品のバージョンがこのような地方都市で見られるなんて、驚きです。

ジェロームの作品は、ロマン主義的雰囲気と新古典主義的な彫塑的で滑らかな仕上がりの組み合わせがとてもいいですね! いつも惹かれます。


投稿: ケンスケ | 2012.06.20 12:06

to ケンスケさん
アメリカのコレクターはアングルのいい絵を
もってますね。私はアングルの肖像画が気に
入っているのですが、METとかフリック
コレクションにある女性画などには本当に魅
せられます。

ジェロームの2点もみてみたいです。

投稿: いづつや | 2012.06.20 20:29

アングルは、素晴らしい肖像画家ですよね!

フリックコレクションに行ったときのことを思い出しました。アングルの作品『ドーソンヴィル夫人』は、美人ですよね。印象に残っています。

METのほうは、ロバート・レーマンコレクションの『モワテシエ夫人』ですね。やはり名品だと思いますが、個人的にはロンドンのナショナルギャラリーの作品のほうが好きです。

投稿: ケンスケ | 2012.06.20 22:59

to ケンスケさん
ルーヴルやオルセーはオリエンタル趣味
の絵と古典画が多いですが、アメリカや
ロンドンのナショナルギャラリーには
いい女性の肖像画がありますね。
ついつい見とれてしまいます。

投稿: いづつや | 2012.06.21 00:44

ご無沙汰しています。
大分前のことですが、ボルチモアには3年住んでいました。
その間に、ウォーターズ・アート・ギャラリー(現在は美術館と呼ぶようっですね)には何回も行きました。場所はダウンタウンの真ん中でした。建物自体も美術品も素晴らしいものでした。アメリカの金持ちはこういうものかと感心していました。
ボルチモア美術館のほうは、ダウンタウンから少し北に外れた近代的な大きな公立美術館で、ここでゴッホ展があった時には長蛇の列でしたが、普段は空いています。コーン・コレクションが有名ですね。
アクセスは、NY⇔Philadelphia⇔Baltimore(⇒DC)の高速鉄道が良いのではないでしょうか。NYから日帰りできると思います。駅から各美術館のアクセスはタクシーでしょうか。

投稿: とら | 2012.06.29 23:12

to とらさん
こちらこそご無沙汰してます。お元気でしょ
うか。

若い頃アメリカに住んでおられたことは存じ
上げていましたが、ボルティモアでしたか!

ヨーロッパの美術館は行きたいところがまだ
いっぱい残っているのですが、そろそろ
アメリカの美術館へもでかけようかと思い始
めています。

ウォルターズ、ボルティモア美の生情報、本当
にありがとうございます。また、NYからは
高速鉄道もあるのですね。こうして交通手段の
情報をいただくと、少しずつ不安が解消されて
いきます。

NYに何日か滞在するとここを起点にして
ボストン方面、そしてワシントン方面にある
美術館が日帰りでいろいろ訪問できそうなこと
がわかってきました。まだ、夢の段階ですが
すこしずつ実現しようと思ってます。

投稿: いづつや | 2012.06.30 00:59

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