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2012.06.15

楽しい染物 ‘紅型展’!

3963     国宝‘黄色地鳳凰蝙蝠宝尽くし青海立模様衣裳’(18~19世紀)

3964     国宝‘花色地青海波に貝藻流水模様衣裳’(18~19世紀)

3965     ‘浅地霞に梅枝枝垂桜燕鳥流水葵菖蒲模様衣裳’(19世紀)

3966     ‘染分地霞遠山に枝垂桜模様衣裳’(19世紀)

サントリー美ではじまった‘紅型展’(6/13~7/22)は予定では7月に入ってからみるつもりだった。ところが、西洋美で‘ベルリン国立美展’をみたあと展覧会案内のコーナーで手にしたチラシに重要な展示情報が載っていたので急遽初日に入館することになった。

当日の展覧会めぐりにこれをつけ加えさせたものは鳳凰や蝙蝠などの模様が黄色の地に描かれた衣裳。これは国宝で展示は6/13~6/25。もしチラシが目に入らなかったら、見逃すところだった。国宝の紅型はこれ1点と思っていたら、青海波の模様がとても美しい衣裳と流水のまわりに咲く菖蒲の上を燕が賑やかに飛ぶもの2点が横に並んでいた。

この琉球王家に伝わる紅型衣裳が国宝に指定された時期は迂闊にも把握してない。多分ここ10年くらいの間ではないかと思う。今回会期を通じて展示される10点が一括して国宝ということになったのだろう。図録をみると残りの7点も模様と色が格別にいい。これらも俄然みたくなった。

紅型は楽しい染物、色がとても鮮やかでそのうえその色やかたちに深みがあり品のよさもある。鳳凰と蝙蝠の図柄の衣裳は黄色と赤の楽しい配色が印象的であり、青海波の模様が全体に広がるものはエルメスのネクタイに施された模様を思い出させるほどエレガント。

6/25までに展示されているのは90点ほど(通期では241点)。国宝の3点のほかにも目を惹くのがいくつもある。動きのある模様でとくに魅せられたのが梅の枝、枝垂桜、燕、流水などが描かれたもの。華やかな雰囲気が漂う意匠がみる者の心を瞬時にハレモードへと誘ってくれる。

松坂屋は洋画家の岡田三郎助がコレクションした紅型を所蔵しているようで、今回これらが初公開されている。そのなかで足がとまったのが柔らかい曲線フォルムが赤、緑、青、紫で彩られている‘染分地霞遠山に枝垂桜模様衣裳’。

紅型をこれほど沢山みれたのは一生の思い出。満ち足りた気分で館をあとにした。

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