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2012.05.17

開幕まで1ヶ月をきった‘ベルリン国立美展’!

3857_2     フェルメールの‘真珠の首飾りの少女’(1662~65年)

3858_2     フェルメールの‘真珠の耳飾りの少女’(1665~66年 マウリッツハイス美)

千葉市美の‘曽我蕭白展’(5/20まで)をみおわったので、今年期待していた日本美術および中国美術関連の展覧会はひとまず終了。

まだ今年の展覧会を振り返るのは早いのだが、前半に登場した作品は傑作中の傑作といえるようなビッグな作品が続いた。エポック的な鑑賞体験となったものをあげてみると、
★‘清明上河図’
★岩佐又兵衛の‘山中常盤物語絵巻’
★‘平治物語絵巻 三条殿夜討巻’
★曽我蕭白の‘雲龍図’
★伊藤若冲の‘垣豆群虫図’
★雪舟の‘山水長巻’
★棟方志功の‘花矢の柵’
★尾形光琳の‘八橋図屏風’

前半内容の濃かった日本美術、さて次の楽しみは。心はこれから続々と名品が登場する西洋絵画に向かっている。今年最も期待している女性画が2点ある。あと1ヶ月もすると会えるフェルメールの‘真珠の首飾りの少女’(ベルリン国立美)とルーベンスの‘クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像’(リヒテンシュタイン美)。

6/13に開幕する‘ベルリン国立美展’の目玉としてやってくるのが‘真珠の首飾りの少女’。これはまだみてないフェルメール作品4点のなかに入っており、長年追いかけてきた。ベルリンで会うつもりだったが、思いもかけず日本でみれることになった。これほど嬉しいことはない。

フェルメールはお気に入りの画家だが、カラヴァッジョやレンブラントとちがってカッコつき。全部の作品にのめりこんでいるわけではない。36点のなかで惹かれているのは10点ほど。これらは200%愛している。当然全西洋画のなかでは最上位のランキング。とくに思い入れが強いのが6/30から東京都美で公開される‘真珠の耳飾りの少女’、‘デルフトの眺望’、‘女と召使’、そして‘真珠の首飾りの少女’。

‘真珠の首飾りの少女’との対面が近づいている。だんだんテンションがあがってきた。そして、6/30からは‘マウリッツハイス美展’がはじまりフェルメールの2つのすばらしい絵が夢のコラボ。上野は大賑わいになるにちがいない。

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コメント

いづつやさん、こんにちは。

しばらく前からブログをとても楽しく拝見させていただいています。

僕もアートが大好きで、ヨーロッパやアメリカに住んでいたことがあるので、美術館巡りをいろいろしました。

フェルメールは、日本で展覧会があると必ず行っていますが、今年はベルリンの『真珠の首飾りの少女』が初めて見られるので楽しみにしています。実物の黄色の色調は、やはり写真とはぜんぜん違うのでしょうね。

投稿: ケンスケ | 2012.05.18 08:28

to ケンスケさん
‘真珠の首飾りの少女’、楽しみですね。
嬉しそうな表情をみせる卵型の顔がフィギュ
アスケートの浅田真央ちゃんを連想させます。

どんな黄色でしょうね、最接近してみよう
と思います。

投稿: いづつや | 2012.05.18 13:32

今日の千足先生の話から。
フェルメールの絵画芸術は訴訟中なんですってね。
ことによると、美術館の壁から離されてしまうことも。
あと来年の西洋美術館にラファエロ展が開催されるとか。
やはり先生の話為になります。
うまそうに水を飲みつつ、立ったまま話される先生。

投稿: oki | 2012.05.19 23:44

to okiさん
フェルメールの‘絵画芸術’の話、詳しく
は知りませんがどこかで耳にしたような気が
します。

ウィーンのベルヴェデーレ宮殿にあったクリムト
の絵のようにユダヤ人所有者からの訴えではない
かと思っているのですが、、

来年ラファエロ展ですか、それはビッグな話で
すね。これまでラファエロの絵が日本にやって
きたことは私が知るかぎりありません。

千足さんは高階さんとともに西洋絵画の美術史
家としては大御所的な存在ですね。銀座の画廊
で一度話をしたことがありますが、気さくで
いい感じの人でした。

投稿: いづつや | 2012.05.20 00:54

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