« 夢の美術館! クリーブランド美術館 | トップページ | 夢の美術館! ハートフォード ワズワース・アシニアム美 »

2012.05.24

ピカソの‘パラード’ 21年ぶりにポンピドゥーで公開!

3879_2     ‘バレエ・パラードの幕’(1917年 ポンピドゥーセンター)

3880_2         ‘ひじかけ椅子に座るオルガ’(1917年 パリ ピカソ美)

3881_2     ‘3人の踊り子’(1925年 ロンドン テート・モダン)

今日のニュースにピカソの作品がでてきた。ピカソがバレエ‘パラード’のために制作した緞帳が所蔵しているパリのポンピドゥーセンターで21年ぶりに公開されるという。

この緞帳は15年前日本にやってきた。モダンアートに関心がある方は足を運ばれたのではないかと思われる‘ポンピドゥー・コレクション展’(1997年)、場所は東現美。この美術館で開催された展覧会のなかでは最も多くの観客を集めた超一級の展覧会だった。 そこで話題を集めたのがこの‘パラード’。

幕は高さ10.5m、横16.4mあり、みあげるほど大きなものだった。布に描かれているのは道化師やサーカスの芸人、羽を生やした馬ペガサス。馬の上に乗っている女性のモデルは1年後にピカソと結婚するオルガ。明るい色彩でサーカスの楽しさが画面に満ち溢れている。

ピカソ(1881~1973)が92年の生涯で深く愛した女性は7人。3人目がロシアバレエ団のダンサーだったオルガ。貴族の娘で父親はロシア陸軍の将校だった。‘ひじかけ椅子に座るオルガ’には彼女の気位の高さがよくでている。

オルガは有名になったピカソにいろいろ要求する。‘私を描くときは私とよくわかるように描いてよ、それからあなたは一流の芸術家なのだから、上流階級の人たちとの交流はうまくやってネ、、、’ 長男のパウロが生まれたが、二人の愛は長続きせず、ピカソはブルジョワ的な生活にも飽きてくる。

‘3人の踊り子’はピカソとオルガとの仲が破局にむかっているころの作品。ピカソのイライラした気持ちが踊り子の破壊的なフォルムに現れているのかもしれない。この絵を描いた2年後、ピカソは17歳のマリー・テレーズと運命的な出会いをする。

45歳のピカソから‘あなたはとても美しい顔をしている。あなたの絵を描かせてください。すばらしい作品になるはずです’と誘われれば、マリー・テレーズだって悪い気はせずこれに応じる。そして‘夢’などの傑作が次々と生み出されていく。

|

« 夢の美術館! クリーブランド美術館 | トップページ | 夢の美術館! ハートフォード ワズワース・アシニアム美 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ピカソの‘パラード’ 21年ぶりにポンピドゥーで公開!:

« 夢の美術館! クリーブランド美術館 | トップページ | 夢の美術館! ハートフォード ワズワース・アシニアム美 »