ムンクの‘叫び’ 96億円で落札!
ムンクの‘叫び’(1895年)
2月にとりあげたムンクの‘叫び’(拙ブログ2/23)がNYで開催されたサザビーズのオークションで、約1億1992万ドル(約96億1200万円)で落札された。出品が報道されたときの予想値段は8000万ドル(約64億円)以上とされていたが、実際にはこれを50%上回る史上最高の落札価格となった。
これはスゴイ値段。絵画のこれまでの最高額は2年前のオークションでつけられたピカソの作品‘ヌード、観葉植物と胸像’の約1億650万ドル。ムンクのパステルで描かれた‘叫び’はピカソのこの絵をこえた。ムンクの人気ってこんなに高かったのか!?というのが率直な感想。オークションの会場でインタビューされた人が‘ムンクは最高にすばらしいよ!’といっていたのが印象的だった。
美術品の競売にはまったく縁がないのに、ここで競られた金額の情報には美術ファンだから大いに興味がある。で、これまで世間を驚かせた美術作品の落札価格については少ない情報だが記録としてファイルしている。その落札価格をいくつかあげてみると、
<2002/7/11> ロンドン サザビーズのオークション
★ルーベンスの‘ベツレヘムの幼児虐殺’(1610年) 4950万ポンド(約90億円)
この落札価格は世界で史上3位の金額(当時) ちなみにその上は
1位 ゴッホ作品 8250万ドル(約97億円) 1990年NYのオークション
2位 ルノワール作品 7810万ドル(約92億円) 1990年NYのオークション
<2010/2/3> ロンドン サザビーズのオークション
★ジョコメッティの‘歩く男’ 1億430万ドル(約94億円)
<2010/5/4> NY クリスティーズのオークション
★ピカソの‘ヌード、観葉植物と胸像’ 1億650万ドル(約101億円)
<2011/5/11> NY クリスティーズのオークション
★ウォーホルの‘自画像’ 3840万ドル(約31億円)
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