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2012.05.08

‘芸術新潮5月号’をお読みになった?

3823_2     ‘芸術新潮5月号 大特集 まだ村上隆が、お嫌いですか?’

3825_2     村上隆の‘五百羅漢図 玄武’(2012年)

3824_2     ‘五百羅漢図 朱雀’

3827_2     ‘五百羅漢 白虎’

美術雑誌を定期購読する習慣はないが、‘芸術新潮’だけは関心のある作家が特集されたとき手に入れている。新聞広告に載った5月号にはすごいタイトルがついていた。‘まだ村上隆が、お嫌いですか?’

これにはおもわず笑った。こんないわれ方をするところをみると、日本には世界にはばたくアーチスト、村上隆を嫌な奴だと思っている美術ファンが大勢いるということだろう。だが、そういう反村上派ではない者にとっては、この大特集はじつに有難い。

現在、カタールの首都ドーハで村上隆の大規模な回顧展が開かれており(2/9~6/24)、そこに全長100mの‘五百羅漢図’が展示されている。この話は1月の新聞記事で知り(拙ブログ1/18)、完成した作品がどんなものか興味深々だったが、日本での展示は期待できないため関心が薄れていた。

そこへ5月号がでた。村上隆は好きな作家なのに図録とか関連の美術本が一冊のないので、この特集が図録代わりになると思い喜び勇んで本屋へ向かった。雑誌を手にとるまで村上隆の回顧展が今ドーハで行われていることはまったく頭から抜けていた。

みたかった‘五百羅漢図’がドーンと折込の形で紹介されている。これは奇想天外の大漫画。漫画本なら手のひらのサイズで人物や生き物が動き疾走する世界を楽しんで終わりだが、天地3メートル、横100mの大キャンバスに物語が展開していくとこれは見る者の体全体をつつみこむアートに変容する。漫画チックな描写であっても、これだけの数の羅漢と朱雀や獅子などを幽谷の山水世界や宇宙を背景に描きこめば唯一無二のアート空間になる。

展覧会ツアーも募集しているが、そこまで前のめりにはならない。‘五百羅漢図’を日本で展示するという情報はまだ入ってこない、村上隆は日本の子どもたちにこの絵をみてもらいたくないのだろうか?

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コメント

五百羅漢図、綺麗ですね~。
結構好みな感じです。
日本でもぜひ見たいです!
そして明日は2回目になる千葉市美術館に行きます。
曾我蕭白の世界に浸れると思うと今から楽しみです。

投稿: 空心菜 | 2012.05.12 22:41

to 空心菜さん
五百羅漢図、日本でみたいですよね、なんとか
実現して欲しいのですが、、

千葉市美の蕭白展、5/9にでかけてきました。
重文の傑作がどどっと並んでます。お楽しみ
下さい!

投稿: いづつや | 2012.05.12 23:50

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