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2012.05.12

光琳の‘八橋図屏風’と20数年ぶりの対面!

3840_2     ‘八橋図屏風’(18世紀 メトロポリタン美)

3841_2     国宝‘燕子花図屏風’(18世紀 根津美)

3842_2     ‘白楽天図屏風’(18世紀 根津美)

3843_2     ‘銹絵寿老人図角皿’(18世紀 MOA美)

根津美で尾形光琳の‘燕子花図’と一緒に飾られた‘八橋図’(4/21~5/20)をみてきた。この絵をNYのメトロポリタンでみたのは1990年のこと。それから22年もたっているから、はじめてみるようなものである。

尾形光琳(1658~1716)が‘八橋図’を描いたのは最晩年。同じ頃‘紅白梅図’も完成させている。光琳の名を天下に知らしめた40代の作‘燕子花図’の前はそのまま通りすぎて、まずは横に飾ってある‘八橋図’をじっくりみた。

関心のポイントはひとつ。‘燕子花図’にみられる同じ花形の繰り返しがあるのかどうか。右隻から左隻へと注意深くみたが、どの花群も微妙にちがっていた。そして、一つ々の花の大きさは‘燕子花図’よりはすこし小さい感じ。

画面に使われている色は黄金、青、緑、そして茶色、‘燕子花’と茶色を除くと同じだが全体の色調は柔らかく目にやさしい。また、群生するかきつばたを二つに分ける八つ橋があるので伊勢物語の話をイメージしやすくなっている。二つの絵が一緒にみられるのは100年ぶりという。こういう機会にめぐりあったことを心から喜んでいる。

‘白楽天図’で目を楽しませてくれるのは波の描写、現在東博に展示されている‘松島図’(ボストン美)とよく似た量感豊かでダイナミックな波のフォルムをみているとこちらの体まで前後に揺れてくる。

光琳、乾山兄弟の合作、銹絵四角皿は‘寿老人図’と‘梅図’がでている。この四角皿や六角皿をずっと追っかけているが、ユーモラスな頭をした‘寿老人’はお気に入りの一品。不思議なのは大きな頭、どうしてこんな頭になったのだろうか?

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