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2012.05.01

元気のでる‘棟方志功展’!

3799     ‘飛神の柵’(1968年)

3801     ‘宇宙頌’(1953年)

3800        ‘東西南北頌’(1941年)

3802     ‘鷺畷の柵’(部分 1960年)

現在、平塚市美で開催されている‘棟方志功展’(4/14~6/3)をみてきた。鎌倉にある棟方板画館へ最近は訪問してないため、棟方志功(1903~1975)の絵を沢山みるのは久しぶり。

今回の回顧展は青森の棟方志功記念館や青森県美が所蔵する作品に棟方板画館のものを加え、総数55点で構成されている。棟方の展覧会は見逃さないように皆勤しているので目に馴染んだ作品が多いが、はじめてお目にかかる色彩鮮やかな大作などもあり充実したひとときだった。

志功の版画は白黒、色彩、どちらもすごく惹きこまれる。志功の描くものは観音様でも裸の女性でも、そして馬や鯉でも、皆生命力にあふれ今にも動き出そうとしたり、大地や空を疾走する姿が画面いっぱいに広がっている。

再会した‘飛神の柵’(拙ブログ05/9/5)の前に長くいた。ここにいる二人の人物の体がどういう風になっているのかはぱっとみただけではつかめない。5分くらいじっと目をこらしていると、先が鋭く尖った指が手で指と指の間が開いていないのが足というのがわかってくる。こうい人体のフォルムはちょっとピカソの絵を連想させる。

‘宇宙頌’では手足の指が消えた天妃の丸みのある豊満な肉体が視線を釘づけにする。志功の手にかかると顔の頬はイベントで貼って遊ぶ模様のようなものに変わり、やわらかい体は小さな丸の線が連なった模様や短い線でつくられる笹の形や斜めや三角のブロック模様で埋め尽くされる。そのエネルギッシュな肢体が今にも画画からとびだしてきそう。

今回、黒と黄色、緑、赤、青が見事に融合した大作がでている。‘花矢の柵’。見てのお楽しみ!

心をずしんと捉えるのが人物を白と黒の対比で描いた‘東西南北頌’や‘二菩薩釈迦十大弟子’、足をあげ力強い踊りをみせる‘東西南北頌’に思わず惹きこまれた。また、大きな画面に空を飛び交う鷺の姿や菖蒲などの草花などが描き込まれた‘鷺畷の柵’にも足がとまった。

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