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2012.04.09

胸に突き刺さるグロスの痛烈風刺画!

3719_2       ‘ロボットの共和国’(1920年 NY MoMA)

3718_2     ‘オスカー・パニッツァの捧ぐ’(1917~18年 シュトゥッガルト州美)

3720_2     ‘メトロポリス’(1916~17年 マドリード ティッセン・ボルネミッサ美)

3721_2     ‘詩人ヘルマンナイスの肖像’(1927年 NY MoMA)

西洋の風刺画ですぐ思いつくのはドーミエとジョージ・グロス。今日はそのグロスの痛烈な絵を。

グロス(1893~1959)の絵を沢山みているわけではなく、ほんの片手ほど。一番最初にみた作品は改築される前のNY近代美術館。つるっぱげの人物の絵がぐぐっとインプットされている。

デ・キリコの影響を受けマネキンをロボットに変えた絵もMoMAが所蔵しているが、こちらはみた記憶がない。現在、この2点が常設展示されているかわからない。新しいMoMAを訪問しなければと思いつつも延び延びになっている。

‘オスカー・パニッツァに捧ぐ’にはグロス特有の戯画的な人物が数多く描かれている。また、真ん中には骸骨が座って飲み物でのどを潤している。グロスの描く人物の毒の効いた顔つきをみてすぐ連想したのは昔TVによく流れたトリスウイスキーのCM。角々した横顔の目つきを鋭くするとグロスの絵になる。

この絵とよく似ているのが昨年出かけたマドリードのティッセン・ボルネミッサ美でみた‘メトロポリス’、あの暴力的な顔つきをした人物が大勢集まる大都市ベルリン、その繁栄ぶりとやがてやってくる崩壊を予兆する影とひずみが未来派のような鮮烈な赤で扇情的に描かれている。

これまで体験したグロスで体が一番フリーズしたのはロンドンのテート・モダンにある‘自殺’(拙ブログ08/2/12)。グロスは一枚々が胸に刺さる。

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