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2012.04.04

フュースリの奇怪な絵!

3701_2       ‘悪夢’(1781年 フランクフルト ゲーテ博物館)

3702_2     ‘夢魔’(1781年 デトロイト美)

3703_2     ‘ボトムを抱擁するティターニア’(1792~93年 チューリヒ美)

3704_2        ‘ティターニアが魔法の指輪をみつける’(1805年 チューリヒ美)

美術本をコンスタントに買い込むのは作品情報を得るのが目的。で、文章は横においてひたすら画像をながめ絵の特徴を目に焼きつけている。作品情報が沢山入ってくると似たような絵をひとくくりにしてみたくなる。そして、それを表す気の利いたフレーズをつける。これは結構楽しい。

時代の異なる作品をフレーミングするとき誰しも思いつくのは感情表現の言葉。楽しい絵、悲しい絵、怖い絵、奇怪な絵、人間の心のなかは単純なところと複雑なところが半々。だから、楽しい嬉しい気分のままでいたいときもあれば、心の奥底にある自分でもよく分からない世界をのぞいてみたいときもある。

そのなかでインパクトの強いのが怖い絵とか奇怪な絵、不思議な絵。ベックリンの絵は骸骨やグロテスクな顔をした怪物が登場するから怖い系タイプ。そのベックリンよりもっと不気味で奇怪なのがスイス人画家、フュースリ(1741~1825)。

この画家はベックリン同様縁がほとんどなく、すぐ思い出されるのはテート・ブリテンにある‘羊飼いの夢’だけ。でも、ずいぶん前から画集に載った不気味な絵が目に焼きついている。

みるたびに体がフリーズするのが目玉が飛び出た馬の登場する‘悪夢’と‘夢魔’。この馬はあまりながくみていると夢でうなされるような気がしてならない。一度お目にかかりたいが、絵があるのはフランクフルトとデトロイト。そう簡単には行けない。

フュースリはチューリヒの生まれなので、この街の美術館には作品が揃っていそう。チューリヒ美はスイスで美術館めぐりのときの主要美術館、フュースリの強く緊張させられる奇怪な絵といくつか対面できるかもしれない。

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