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2012.04.14

キルヒナーの回顧展を体験したい!

3740_2     ‘バラ色の二人の裸婦’(1909年 メルツバッハー・コレクション)

3737_2      ‘兵士の自画像’(1915年 オハイオ アレン記念美)

3738_2     ‘フェーマルン島の農場’(1913年 ハンブルク市美)

3739_2     ‘コーヒーテーブル’(1923~24年 エッセン フォルクヴァング美)

日本ではルーヴルとかオルセーといったフランスの美術館や人気のゴッホのあるオランダの美術館が定番のように名品展を開催し名画の数々を披露してくれるが、ドイツの美術館が所蔵する作品も結構やってくる。

お陰で日本にいてもドイツ表現主義の代表的な画家キルヒナー(1880~1938)の絵を楽しめることができる(拙ブログ06/3/5)。これにNYやパリやマドリードでみたものを加えるとこれまでに鑑賞した作品は20点くらい。この数は近代に活躍したドイツの画家のなかでは一番多い。

でも、現地の近現代美術館はまだ一つも訪問してなく、スイスのバーゼル美やベルン美にも縁がないから、キルヒナーとの付き合いは画業全体の3割くらい。だから、この画家の回顧展に遭遇することを密に願っている。こういうときに期待する美術館というと、Bunkamura。ここの学芸員たちはチャレンジングな精神にあふれているから、つい期待してしまう。無理かな?

初期の作品‘バラ色の二人の裸婦’は01年にあった‘メルツバッハー・コレクション展’でお目にかかった。これぞ表現主義、赤や黄色、緑の鮮やかな色調が強く印象に残っている。この絵や‘コーヒーテーブル’などは人物も丸みをおび穏やかな雰囲気につつまれているが、キルヒナーが1911年ベルリンに移ってからは大都市にひそむ孤独な情景が画風を一変させ、人物や建物は細長くとげとげしたフォルムに変わっていく。

‘兵士の自画像’は見たい度の強い絵。第一次大戦が勃発し、1914年に召集されたキルヒナーは精神を打ちのめされ2年で除隊になる。この絵は除隊後まもないころに描かれた。神経が相当参っている様子が画面にでている感じ。

一度訪問してみたいハンブルク市美にもキルヒナーのいい絵がある。回顧展の夢をもち続けていたら、そのうちミューズがすこしずつみせてくれるかもしれない。

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