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2012.03.05

ブリューゲルの新発見絵画がプラドで公開中!

3595_3             プラド美術館(マドリード)

3594_2     ブリューゲルの‘聖マルティンのワイン祭り’(部分 1560年代中期)

3596_2     ブリューゲルの‘死の勝利’(1562年頃)

先週、2年くらい前から気になっていたブリューゲルの新発見絵画に関する情報が入ってきた。

BSプレミアム‘極上美の饗宴・バベルの塔’のなかでこの大きな絵‘聖マルティンのワイン祭り’が登場したのでちょっと興奮したが、本屋で手にしたポロック特集の‘芸術新潮3月号’にも森洋子女史の詳しい論文が掲載されていた。

‘聖マルティン’は現在プラド美で公開されているようだ(11/12/12~12/3/35)。この特別公開のあとは4月上旬から常設展示室に飾られるというから、次回プラドを訪問する機会があると確実にお目にかかれる。

この絵のことは10年10月の日曜美術館‘ブリューゲル10選’で知った。スペインの貴族の家に400年以上あったこの絵の鑑定を依頼されたプラドはブリューゲル(1525~1569)の真筆と判定し、これから修復作業に入るということだった。

その時点でプラドの所蔵になるのかは不明だったが、森女史によるとスペイン政府とプラドはこの絵を700万ユーロ(当時の約7億9千万円)で購入したようだ。

‘極上美の饗宴’でみると大変大きな絵。縦1.5m、横2.7mあるという。ブリューゲルの絵のなかでは最も大きい絵が発見されたことになる。制作時期としては1560年代の中期と推定されているから、ボスの影響を強く受けた‘死の勝利’や‘悪女フリート’などよりはあとの絵。

TVの映像でみる限りコンデションがちょっと悪いのかなという感じがするが、これは本物を真近でみないとわからない。画面中央に描かれている酒欲まるだしてワイン樽に殺到する人々の姿や左の喧嘩する男たちを是非ともみたくなった。

‘聖マルティン’はやはりボスの‘快楽の園’や‘死の勝利’のある部屋(1階56A)に展示されるのだろうか、‘快楽の園’とともに時間をかけじっくりみてみたい。

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