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2012.03.30

ゆったり鑑賞!東博総合文化展 遊楽図・水墨画

3685_2     国宝‘花下遊楽図屏風’(江戸時代 17世紀)

3686_2     国宝‘渓陰小築図’(室町時代 15世紀 京都・金地院)

3687_2     雪舟の‘四季山水図・春、夏’(重文 室町時代 15世紀)

3688_2     雪舟の‘三聖図’(室町時代 15世紀中頃 ボストン美)

東博の総合文化展を見る機会は以前にくらべると随分少なくなったが、企画展をみたあとはいつも足を運び、一階と二階を時間をかけてみている。

現在、国宝展示室に飾られているのは‘花下遊楽図’。春の季節になるとこの絵が登場するので定番の絵としては馴染み深いもの。風流踊りを披露している人物の体がかなり傾いているのをいつも夢中になってみてしまう。刀を背負って踊っているのは男装をした女性。右隻の2扇がないのは関東大震災で消失したため。

この絵をみたあと次の部屋に移動すると、よくでてくる国宝の山水画があった。それは京都の金地院が所蔵している‘渓陰小築図’。禅僧が憧れた庵での隠遁生活が描かれている。山に囲まれた渓流沿いの庵で一日中自然と対話をしていれば、俗世の些事に煩わされることもなく心穏やかに過ごせることだろう。

雪舟(1420~1506)の‘四季山水図’は季節に合わせて二幅ずつ展示される。これは雪舟が中国に滞在している時に描いた作品だから、画風は明の山水画をイメージさせる。暗い画面なのでちょっとしんどいが、右の春の光景では左下に驢馬に乗った男と従者がみえる。

平成館で開かれている‘ボストン美 日本美術の至宝’展に雪舟が2点でている。‘寿老図’と蓮を左右に配した‘三聖図’。二つとも10年前京博で行われた‘雪舟展’に出品された。仏教、儒教、道教を象徴する3人の人物が体を寄せ合って座る姿に自然と足がとまる。

今年は出かける展覧会で毎回ビッグな作品に遭遇するので、例年以上に展覧会鑑賞が楽しい。4月のお目当ては雪舟の国宝‘山水長巻’。4/14からはじまるサントリー美での公開が待ち遠しい。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 履歴書の書き方 | 2012.04.13 11:02

to 履歴書の書き方さん
東博は日本美術の殿堂ですから、平常展示
も目に力が入ります。これぞいう名品を
じっくり鑑賞したいですね。

投稿: いづつや | 2012.04.13 14:37

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