いつか行きたい美術館! ウィーン レオポルト美
レオポルト美術館
シーレの‘自分を見つめる人’(1911年)
2001年に開館したレオポルト美は地図(拙ブログ11/11/3)でみるとウィーン美術史美の近くにあるはずなのに03年この街を訪問したときはなぜか見つからず、行きそびれてしまった。だから、ウィーンへまたでかける機会があったら真っ先に足を運ぼうと思っている。
この美術館が建っている場所のイメージはぼやっとしているが、所蔵する作品の情報は結構ある。というのは、美術館がまだオープンしてなかった1991年にここの自慢のシーレコレクションがBunkamuraの主催した‘エゴン・シーレ展’でどどっと公開されたから。
このころレオポルト博士(眼科医 1925~2010)が収集したシーレ(1890~1918)やクリムト(1862~1918)の絵がよくやってきた。今から思えば美術館建設の費用の一部を捻出するためだったのかもしれない。このため、二人の画家のいい絵はおおげさにいえば、ほとんど展示されたような気がする。
シーレだと‘回顧展’に‘ほおずきの実のある自画像’(09/6/9)、‘ヴァリーの肖像’、‘枢機卿と尼僧’、‘隠者たち’、‘横たわる女’などの代表作が出品されたし、クリムトの黄金が消えた晩年の作品‘死と生’とか風景画の‘ポプラⅡ’、‘カンマー城の小さな湖’などもみることができた。
でも、手元にレオポルトコレクションのリストがあるわけではないから、現地ではサプライズのプラスアルファに遭遇するかもしれない。美術館は他館へ貸し出すときは思い入れの強い作品は出さないことはよくあるから、勝手に期待値を下げるのは早計。気になる絵はシーレの‘自分を見つめる人’。これを含めて片手くらいを期待して訪問してみたい。
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