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2012.03.06

岩佐又兵衛の‘山中常盤物語絵巻’がやっとみれた!

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3600_3     ‘山中常盤物語絵巻・3巻 平泉へ旅立つ常盤と侍従’

3599_3    ‘4巻 山中宿で盗賊に襲われる常盤侍従’

3597_3     ‘5巻 宿の老夫婦に看取られる常盤’     

3598_3     ‘9巻 盗賊を討ち取る牛若丸’

久しぶりに熱海までクルマを走らせ、MOAではじまった念願の岩佐又兵衛の‘山中常盤物語絵巻 全巻公開’(3/3~4/4)をみてきた。

この絵巻は全12巻、長さにすると150m。展示室1から4を使いずらっとひろげられている。03年の秋以来の全巻公開だから、ワクワクしながらみた。これまで本物をみたのは04年10月千葉市美であった‘岩佐又兵衛展’に出品された3巻のみ。

絵巻自体はこれだけだが、全巻を撮影してつくられた映画‘山中常盤~牛若丸と常盤御前 母と子の物語~’(04年11月 監督羽田澄子 100分 製作 自由工房)を有楽町の朝日ホールでみたので(拙ブログ04/11/28)、物語がどういう風に展開していくかはおぼろげながら記憶されている。

常盤御前と侍従は春を待って牛若丸のいる平泉へ旅立つ。だが、美濃の国、山中の宿で悲劇が待ち受けていた。美しい着物に目がくらんだ盗賊にみぐるみはがされ、侍従ともども刺し殺されてしまう。胸に刀を突き刺され虫の息の常盤を宿の老夫婦が心配そうに看取っている。血のりが乳房のまわりや着物、床にべたっとついているこの場面には冷やっとするような怖さがあり体が一瞬フリーズする。

鮮血が画面に飛び散るもうひとつの残虐なシーンは牛若丸が盗賊たちを討ち取る場面。まず、最初に血祭りにあげられた男は首と足をちょん切られ、次は胴体輪切りの刑、さらに牛若丸はすごい切り方をする。ぱっとみてわからなかったが、体を頭から腰あたりまで縦に竹を鉋で割るようにずばっと切る。これはみてのお楽しみだが、心臓に持病がある方はパスされたほうがいい。

この絵巻を9年も待ったから、全巻鑑賞できたのは感慨深い。満ち足りた気分で館を後にした。

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