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2012.02.14

ドイツロマン派のフリードリヒはお好き?

3524_2     ‘北極での難破’(1824年 ハンブルク美)

3525_2     ‘眺望(人生の諸段階)’(1835年 ライプツィヒ造形美)

3523_2     ‘山上の十字架’(1807~08年 ドレスデン国立美)

3526_2     ‘教会のある冬景色’(1811年 ロンドンナショナルギャラリー)

あるひとりの絵画への関心というのはなにかをきっかけとして急に高まることがある。ここ半年くらいBS各局の美術番組を見ているうちに、ドイツにある美術館に展示されているドイツロマン派のビッグネーム、フリードリヒ(1774~1840)がだんだん気になりだした。

フリードリヒの絵はルーヴルとロンドンナショナルギャラリーで2点みたくらいで、05年東博で開催された‘ベルリンの至宝展’でみた‘海辺の月の出’など3点を加えても両手にはとどかないほど少ない鑑賞体験。やはりドイツの美術館へ出むかないとこの画家の全貌はつかめないのだろう。

だが、ドイツの美術館めぐりは簡単ではなく一般のツアーに参加するだけだと思いの丈の3割くらいしか果たせない。例えば、ドレスデンとかベルリンは行程によく入っているので、ドレスデン国立美の近代絵画館に飾られている‘山上に十字架’と対面できる可能性はある。これが最高傑作といわれているから、是非ともお目にかかりたいのだが、、

ロンドンナショナルギャラリー蔵の‘教会のある冬景色’は少しコンスタブルの絵を彷彿とさせるが、コンスタブルの風景画はこれほど精神性は強くない。フリードリヒの描く風景は山でも海でも人間が生きていることの意味が深く投影されている感じなので、気分は次第に重たくなる。

ちょっと息がつまりそうなところもあるのだが、ハンブルク美にある‘北極での難破’のように一度みたら忘れることはできないほどの強烈な印象をもっているため、いつか絵の前に立ちたいという気にさせられる。この美術館にはもう一点魅せられる絵がある。それは後ろ姿の人物が中央で岩の上に立っている‘雲海の上のさすらい人’。その前方の風景は神秘的な雰囲気につつまれている。実物と対面したら、その人物のなかに即入っていくことだろう。

沖の5隻の船と手間中央に描かれた5人の3世代の人物を象徴的にむすびつけている‘眺望’もしばらくみていたくなる作品。‘海辺の月の出’と同じタイプの絵だが、こういう風景画はほかにみたことがないから関心は高い。でも、この絵を所蔵しているのはライプツィヒの美術館。夢のままで終わるかもしれない。

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