いつか行きたい美術館! フィラデルフィア バーンズ財団美術館
バーンズコレクション展(94年 西洋美)の図録
08年アメリカにある美術館めぐりをして4年経つので、NYやワシントンもそろそろかなという気にはなっている。が、実行計画となるとヨーロッパへの思いのほうが上回り、お目当ての美術館の訪問はもうすこしかかりそう。
一番関心の高いのはまだ縁のないフィラデルフィア美、その次が新しい建物になってまだ行ってないNYのMoMAとホイットニー美。NYに4日くらい滞在する旅行プランだとNYを起点にして列車でフィラデルフィア、飛行機でワシントン、ボストンという日程が組める。
近代絵画の超一級のコレクションで有名なバーンズ財団美はフィラデルフィア近郊のメリオンからフィラデルフィアに今年の春移転するという情報が昨年どこからともなく入ってきた。移転先の詳しい場所とかはまだおさえてないが、フィラデルフィア美とセットで楽しめるのだからすごくいい話。予約日時のシステムとかは同じだろうが、バーンズ美がぐっと近くなる感じ。
コレクションを公開する場所は変わっても、館内で作品を展示する方法は同じだろう。TVの美術番組などでみるかぎり、部屋の壁に作品がびっしり飾られている。そして、おもしろいのは作品のタイトルや画家の名前、制作年を示すプレートがまったくないこと。この調子だと館がつくっている図録にもそれが書いてなかったりして?まあ、そんなことはないか。
上の画像に6点の絵が左右バランスよく配置されている。上段にあるのはスーラの‘ポーズする女たち’、そして下にあるのがセザンヌの‘カード遊びをする人たち’。どちらも
1994年西洋美で開催された‘バーンズ・コレクション展’に展示された。
この展覧会に出品された印象派やポスト印象派、そしてマチス、ピカソなどの作品の質の高さは半端ではなかった。こんなすごいコレクションに遭遇するのは一生に一度か二度くらいのことだろう。そのときの感動は今でも体のなかに残っているから、また対面してみたい。さらに未見の傑作もまだいっぱいある。だから、予約をする段になると気持ちが昂ぶるにちがいない。
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