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2012.01.22

ゆったり鑑賞!東博総合文化展 龍図

3457_2                 岩佐又兵衛の‘龍図’(江戸時代・17世紀)

3455_2               円山応挙の‘虎嘯生風図’(1786年)

3458_2             鳥居清倍の‘張良’(江戸時代・18世紀)

3456_2     葛飾北斎の‘富嶽三十六景・凱風快晴’(江戸時代・19世紀)

‘北京故宮博物院200選’展をみたあと、本館へ移動し龍の絵や浮世絵などをぶらぶら鑑賞。辰年にちなんだ龍をモチーフにした作品は1/6のときもみたが、曽我直庵の龍はどういうわけか見当たらなかった。

どうも展示室は2つあったようで、直庵の絵は見過ごした部屋に展示してあった。惹きこまれたのは直庵の龍より岩佐又兵衛(1578~1650)の龍。前回いつみたか思い出せないが、愛嬌のある目に親しみを覚える。

縦長の掛け軸に大きな生き物を描くにはちょっとした工夫がいる。その描き方で絵師の技量の程度がわかる。又兵衛の龍が大きく感じるのは髭の一部が画面の外にはみだしているから。並みの才能の絵師ではこのような絵は描けない。

岩佐又兵衛に関するグッドニュースをひとつ。長年待っていた代表作‘山中常盤物語絵巻’が熱海のMOAで公開される。全場面をみせるのは9年ぶりのこと。会期は3/3~4/4。楽しみにしていた絵巻なので、ドライブをかねて出かけたい。

龍と一緒に描かれる虎は獰猛タイプと猫タイプがあるが、円山応挙(1733~1795)の虎は猫タイプであまり怖くない。毛の一本々の描き方がじつに緻密。そのリアルな質感は手触りのよい敷物を連想させる。

鳥居清倍の‘張良’は長年浮世絵コーナーに通っているのにはじめてお目にかかった。龍の頭に乗っているのは観音様というのがお決まりの図像だが、この龍には人物が乗っている。龍のまわりがちょっとごちゃごちゃしているが、龍の豪快な動きは充分に伝わってくる。

浮世絵コーナーでは北斎(1760~1849)の傑作‘凱風快晴’をしばらくながめていた。国芳展の次に楽しみな浮世絵展は三井記念美で開催されるホノルル美蔵の‘北斎展’(4/14~6/17)。03年にもこの美術館の浮世絵の名品が公開されその質の高さがわかっているので、期待値は大きい。

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